ボートレース鳴門のSG「第25回オーシャンカップ」は22日、予選2日目を終了した。

 混戦の序盤戦をリズム良く乗り切ったのは2戦1、2着の山口剛(広島=37)を筆頭に、オール3着以内にまとめている茅原悠紀(岡山=33)、杉山正樹(愛知=40)、深谷知博(静岡=32)、桐生順平(埼玉=33)、枝尾賢(福岡=38)らだ。

 中でも一気に注目度がアップしてきたのが枝尾だ。2日目11Rでは、5コースから「Sはここで(早いのを)行かなければと、と思っていきました」というコンマ04の渾身Sを決めて一気に内枠勢をのみ込んだ。これが3連単4万1150円の波乱を演出するまくり快勝劇となった。

 オーシャンカップは初出場、3度目のSG挑戦ながら初日から2、3、1着と大健闘している。エンジンの仕上がりも上々で「初日にセット交換(シリンダー、ピストン、ピストンリング、クランクシャフト)をして、日に日に良くなっている感じですね。2日目11Rはかかりも良くなっていて1Mもしっかり回れましたね。前検と比べたら全然、違う。特に出足が良くなっていますよ」とニッコリ。

 昨年9月の江戸川64周年記念でGⅠ初Vを飾ると昨年12月のGPシリーズでSG初出場を果たすなど戦うステージを上げてきた。「とにかく頑張るだけです」と、さらなるレベルアップを目指す。