ボートレース三国の「第2回全国ボートレース甲子園」は10日、予選最終日が行われ、準優勝戦に勝ち上がるベスト18が決定した。

 トップ通過争いは得点率8・00で萩原秀人(福井・41)、吉川元浩(兵庫・47)、今垣光太郎(石川・50)と3人が並ぶ形となったが、節間4勝で地元福井代表の萩原が首位通過。エース18号機を得て、前検から注目を集めたが、準優12Rの1号艇を確保し、まずは第一関門をクリア。2016年の福岡GⅠ63周年以来となる特別戦Vへ〝マジック2〟とした。

 2位の吉川、3位の今垣がそれぞれ準優11R、10Rの1号艇をゲット。3日目まで上位につけていた峰竜太(佐賀・35)、永井彪也(東京・27)らも順当に勝ち上がって準優好枠を手にしたが、中でも目立ったのが毒島誠(群馬・36)だ。

 予選ラスト走となった4日目7R、4号艇だったがピット離れで飛び出して2コースを奪うと、1周1Mでは的確に差し切って1着ゴール。得点率5位に浮上して準優は2号艇となった。

「ピット離れ出ましたね。乗り心地も3日目より良くなっていましたよ」と好感触。今節は(5)(5)と序盤は苦しい立ち上がりとなったが2日目後半の12Rでインからしっかり逃げて軌道修正。3日目以降は(2)(1)(1)快走モードに突入していた。

 今節はピットで群馬県のマスコットキャラクターの「ぐんまちゃん」Tシャツを着用するなど県代表として地元を積極的にアピール。「せっかく素晴らしい企画レースを考えてくださったのでね」とPR活動にも精力的に取り組んでいる。

 11日はベスト6が決まる準優3番勝負。熱い戦いに注目だ。