【津ボート・マスターズチャンピオン】村田修次が初出場初制覇

2020年04月26日 19時58分

優勝した村田修次

 ボートレース津のプレミアムGⅠ「第21回マスターズチャンピオン」は26日、第12Rで優勝戦が行われた。スタート展示からコース争いに火花が散った決戦は、初出場ながら1号艇をゲットした村田修次(46=東京・78期)がインを死守。コンマ02のスタートから先マイ。そのまま逃げて大会初優勝。2007年多摩川53周年記念以来、2度目のGⅠ制覇を飾った。

 SG初出場の04年「オーシャンカップ」(ボートレース若松)。とんとん拍子に勝ち上がり優勝戦1号艇を手にしながら、最後はインからスタート遅れて田村隆信のまくりに屈し5着。あれから16年の歳月を経た村田に、当時のひ弱さはみじんもなかった。西島を筆頭に前本、松井と、隙あらばコースを取ろうと手ぐすねを引くクセ者たちを向こうに回し「進入は考えてもしょうがない。1号艇なんで、起こすところしか考えていなかった」と自身のイン戦を確信。

「かかり、ターン回りは負けないと思っていたので、優勝戦のポイントはスタートだと思った。起こし位置は理想的でした」

 100メートル少し手前から起こすと、西島の仕掛けも前本の差しも寄せつけない横綱相撲だったが、レース後にコンマ02のスタートだったと聞くと「見えていないですね(笑い)」と苦笑い。レースもメンタルもたくましさを増したが、このあたりのおちゃめさはデビューから変わらない、愛すべきキャラなのだ。

 そして、もうひとつ変わらないのが仕上げへのこだわり。「エンジンを引くと、一回も乗らずにペラを叩きました」と即決し結果を出した。プロペラの名人といわれた山口雅司さん(引退)の薫陶を受け、今では村田も東京を代表するプロペラ巧者。さらに、今節はゼロ台が5回と切れに切れたスタートは「後輩の馬場剛が艇界屈指のスタート巧者なんで、教えてもらいました(笑い)」と速攻力も増した。

 濃い目のキャラが多い歴代マスターズ覇者の中では〝薄口しょうゆ〟のような異色の存在だが、レパートリー豊富な村田シェフの手腕は、今後もレースに生かされる。