新ペラでも勢力図変わらず

2012年06月19日 12時00分

2012年SG第3弾、芦屋「第22回グランドチャンピオン決定戦」が19日開幕した。

 近代ボート界の最大のターニングポイントといわれ、選手相場の崩壊や戦力分布図の書き換えをも起こしかねないと思われたこのほどの「プロペラ制度改定」劇だったが、先のSG笹川賞やここ一連のGI戦線を見る限り、トップクラスのパフォーマンスにさほど大きな変動はないようだ。

 一部の選手に若干のブレや対応の遅れが見えたり、逆に恩恵を受けた伏兵の台頭など、勢いに多少の差はあるかも知れないが、おおむねこれまで通りの実力相場、パワーランク通りと考えていい。

 何といってもこの制度変更で一気に急浮上したのは坪井康晴だ。走った5節すべてに優出して3V。その中には福岡59周年のGIも含まれているし、地元SGの笹川賞でも(4)着とまさに〝申し子〟のような大活躍。今大会も活躍は必至だろう。

 とはいえ、舞台が芦屋となれば瓜生正義が黙っていまい。笹川賞がF明け初戦、ぶっつけ本番で新制度下のレース経験が乏しく、やや出遅れた感は否めないが、それでもその対応力はさすが。そろそろ本領発揮、昨年同様のデキを取り戻すころだし、地元開催となる今節はこちらが最有力候補だ。

 もちろん当地の18回大会を含む、当タイトルV3の〝グラチャン男〟湯川浩司もこの制度変更にきっちり対応しているだけに、今シリーズも主力の一角を形成するはずだし、笹川賞を制した井口佳典、潜在能力高い中島孝平、さらには悲願の初タイトルを狙う白井英治、峰竜太も好勝負必至。

 このほか、池田浩二や松井繁、今垣光太郎に太田和美、原田幸哉も争覇圏内だが、アッと驚くような伏兵が台頭する可能性も十分だ。