【平和島ボートSGクラシック】最高峰の舞台に挑戦する3人の女子レーサー

2020年03月13日 14時00分

【ボートレース平和島SG「第55回クラシック」17日開幕(カウントダウンコラム企画3=SGクラシック女子初出場選手)】今大会は3人の女子レーサーが出場する。クラシックで女子選手が優出したのは2006年3月の第41回大会(平和島)での横西奏恵(引退)のみ。SG全体でも3回とハードルは高い。それでも敢然と最高峰の舞台に挑戦する女子レーサーたちが、その胸中を明かした。

 守屋美穂、今井美亜、平高奈菜の女子トリオはいずれもクラシック初出場。ただ、守屋は昨年7月の芦屋GⅡ・MB大賞でV。グレード制導入後、男女混合のGⅡ以上の特別戦で優勝した女子選手は4人目という快挙を達成して今大会に乗り込んでくる。「まだSGでは準優戦に乗ったことがないので…。でも、やっぱり一走一走しっかり走って、その延長で予選突破ができれば…。まずはそこを目標に頑張ります」と謙虚に話す。2014年の福岡オールスターで初めてSGに出場してから今回が5度目のSG挑戦。まずは準優進出を目指す。

 昨年12月の徳山PGⅠクイーンズクライマックスで初出場Vとシンデレラガールとなった今井だが、昨年は8月の蒲郡PGⅠレディースチャンピオンでも優出しており、しっかりと地力をつけてのSG初参戦だ。「デビューした時は縁のない世界。漠然とし過ぎていて想像できない。すごいなと…。でも遠藤エミ選手がSGに行きだして“すごいな”というのと、SGを近くに感じさせてくれた。それから本当に行きたいと思えるようになった。まったく縁のない世界だったのが、ちゃんと実力をつけたら女子でも行けるんだと示してくれた。それが大きかった。遠藤選手が道標になった」とSGへの思いを打ち明ける。そして「SGに出る人はみんなうまいので、本当に何も考えず挑戦。ただ行っただけというのはもったいないので何とか爪痕を残せるように…」と静かに闘志を燃やしている。

 平高は年間5Vで17年5月の福岡オールスター以来となるSG出場だ。「素直にうれしいです。優勝回数で出場できると思って狙っていた。SGは久しぶりですしね。今までSGで準優勝戦に乗ったことがないので、まずは準優勝戦に乗ることが目標ですね」と心を弾ませている。SG舞台から遠ざかった原因はF禍だった。180日間のF休みでB2からの再出発も経験し、その間に他の女子選手が奮闘。「頑張っているなあとは思っていました。でも、他の人は関係ないです。自分が頑張るだけなので…。出るからにはチャンスはあると思います」。約3年ぶりに大舞台を踏む女子トップレーサーが活躍を誓った。

【SG優出は過去3回】女子選手のSG優出は過去3回。初の優出は2001年6月からつ「第11回グランドチャンピオン」の寺田千恵で、優勝戦は1号艇で5着だった。横西奏恵(引退)は06年3月平和島「第41回クラシック」、11年5月尼崎「第38回オールスター」と2回優出したが、いずれも6着に終わった。今回出場する守屋、今井、平高は史上3人目、4回目の偉業達成なるか注目だ。