【平和島ボートSGクラシック】激戦の福岡支部から出てきた枝尾の自信。GI2Vの丸野は本物

2020年03月12日 14時00分

左から丸野、枝尾、福来

【ボートレース平和島SG「第55回クラシック」17日開幕(カウントダウンコラム企画1=初出場選手)】いよいよ2020年のSG戦線がスタートする。その第1弾は「第55回クラシック」。舞台はボートレース平和島だ。昨年の賞金王・石野貴之をはじめとするトップレーサーが年末のグランプリに向けて激しい水上バトルを繰り広げる。熱戦の開幕は17日と迫った。そのカウントダウン企画・第1回は今回、初めてクラシック出場権を手に入れた「初出場選手」にスポットを当てた。

 今年の初出場選手は12人。この大会の出場資格は昨年のSG、GⅠ、GⅡ覇者と年間優勝回数の多い選手だ。ここで初出場となる選手は昨年、記念初Vなど“飛躍の一年”だったということになる。

 デビュー18年でクラシック初参戦となった枝尾賢は昨年9月の江戸川64周年記念で悲願のGⅠ初Vを達成し、出場切符を手に入れた。「GⅠ初優勝は、記念を走る機会が少なかったのでうれしかった。若いころ勝率を上げても福岡の選手層が厚くて記念に呼んでもらえず…。そのうち岡崎(恭裕)や(篠崎)元志が出てきて、また呼ばれず…」と冗談交じりに喜びを語ったように、激戦区・福岡支部ならではの壁を乗り越えてのタイトル奪取だった。それだけに「記念でやれる感じは出てきた」と確かな手応えをつかんでいる。

 デビュー20年目でSG初出場を果たすのは地元・福来剛だ。「長かったですね。ようやくSGに出られます」と感慨深げに話す。年間5Vで出場権をゲット。「一般戦では自分の調整で結果を残せるようになってきました。ただ記念は違いますからね。みんな調整力がすごい。1着を取って安心するのではなく、しっかりリセットをして次の日の準備をしなければいけないと思う」と大舞台を前に緊張感たっぷり。

 成長著しい丸野一樹、永井彪也、上條暢嵩、村松修二も初めてクラシックの舞台に上がる。中でも丸野は昨年8月の地元のびわこ67周年記念でGⅠ初V。今大会の出場権も手にした。そして、今年1月のからつ66周年記念で2度目のGⅠVと記念戦での活躍が光る。「去年、最初から体をつくり直そうとトレーニングを始め一年間、体重51キロで走れたことが好結果につながった」と、しっかり土台をつくっての飛躍だった。「1月にからつ周年を勝てたことで賞金的にGPを視野に入れられる。そこにつなげる意味でも結果を出したい」と年末を見据えての参戦となる。