【ボートレース】無観客で売り上げダウン 多摩川GI制覇の菊地孝平「カメラに向かってVサイン」

2020年02月28日 20時50分

無観客の多摩川GIを制した菊地

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い3月15日まで無観客で開催することを決めたボートレース。その初日となった28日にはGI「65周年記念」開催中の多摩川、下関など13場でレースが行われた。

 この日がGI最終日で優勝戦が行われたボートレース多摩川。通常より多い来場者が見込めるはずだったが最寄り駅の西武多摩川線・競艇場前駅をはじめ主要乗換駅となる武蔵境駅の看板設置などで無観客開催を告知。さらに西武多摩川線の車内放送でも注意喚起を行った。各場も同様に前日から告知を徹底したことで来場者はほとんどなく大きな混乱もなかった。

 売り上げ面では多摩川で前日27日が約9億5289万円だったのに対して28日は約7億1320万円とダウン。本来なら優勝戦が行われる最終日が最も売り上げが期待できるところだが、無観客開催の影響を受けた形だ。一般戦が開催されていた福岡でも前日比で約3割減となった。

 多摩川GIを制した菊地孝平は「不思議な感じでしたね。やっぱり寂しかったですよ。ファンの声援がどれだけありがたかったかを実感しました。ゴールした後は中継カメラに向かってVサインをしました。(テレビ観戦している人が)唯一の観客ですからね」とコメント。

 地元・からつボートの一般戦に出場中の峰竜太は「無観客でもいつもとレースは変わらないですよ。ただ、からつで勝ったときは、いつもガッツポーズをしてピットまで帰るけど、今回それができないのは残念ですね。でも、無観客でも勝たないといけないのは一緒なので…。どんなシチュエーションでも1番人気になるので、地元のからつでは絶対に負けられないと思っています」と通常通りを口にした。


 徳山一般戦で選手班長を務める地元の原田篤志の話「やっぱり寂しいですよ。ファンがあっての僕らなので…。地元戦は知り合いが来て応援してくれたりすることもありますし、声援が後押ししてくれることもありますからね」と話した。

 また、浜名湖ルーキーシリーズで優勝した豊田健士郎は「やっぱりレース場にファンがいないと張り合いはないですね。でも、舟券を買ってくれる方がいる以上は一走一走頑張るだけです」と力を込めた。