【住之江GP&徳山クイーンズC】注目レーサー=白井英治、馬場貴也、平高奈菜

2019年12月09日 14時00分

白井英治

【住之江SG「第34回グランプリ」&徳山プレミアムGI「第8回クイーンズクライマックス」=カウントダウンコラム(7)=注目レーサー】

★白井英治(GP10位=43,山口80期)=2018年は賞金ランキング3位でグランプリに出場、決定戦も(3)着と“頂点”まであと一歩のところまで迫った。その悔しさを糧に臨んだ19年は3月戸田クラシック優出4着、5月福岡オールスター準VとSGで立て続けに好結果を出した。だが「最後の勝負どころで勝ち切ること」を課題に掲げていただけに満足感は全くなかった。

 そのはやる気持ちからか6月の多摩川グラチャン準優戦でF。その後はペナルティーのため、SG・記念戦線を外れたが「(賞金ランク)6位以内でGPに行けないのは不本意だけど、勝ち上がればいいだけ」と闘争心はなえず10月下関、11月戸田と一般戦で2度の完全Vと“裏街道”で牙を研いできた。
 悲願のSG初Vにも時間を要したが「自分がこれまでやってきたことは間違っていないと思っている。頂点に立って、それを証明したい」と“7度目の正直”にすべてを懸けている。

馬場貴也

★馬場貴也(GP9位=35、滋賀・93期)=昨年は芦屋チャレンジCで見事にSG初制覇、悲願のグランプリ初出場を果たした。今年もその大舞台に帰って来た。「もう1回グランプリに出ること。その目標はクリアできた」とノルマ達成には納得している。

 2019年は桐生チャレンジC終了時で7V。3月の戸田クラシックで準V、10月の児島ダービーで優出3着とSG戦線でも好走した。「昨年、GPを走って自信になったし成長の糧になった。去年の経験は生かせている」と地力強化は実感しているが「GIとかSGを取って、というところはある」と2つ目のタイトル獲得に至らなかった点には不満を抱いている。

 とはいえ、まだまだ発展途上の若者だけにここからさらなる“進化”の可能性も十分だ。近況も「夏場より調整は良くなっている」と上昇機運を確信しており「順位決定戦」回りだった前年を上回る結果、すなわち、ファイナル進出、そして「栄冠」を手に入れるつもりだ。

平高奈菜

★平高奈菜(QC8位=32、香川・100期)=昨年は3月のGⅡ「レディースオールスター」でF3となり、長期のF休みを強いられQCは不出場。それでも戦線復帰後はスランプもなく、当然のように大舞台に帰ってくるのだから、彼女のレースの根幹に揺るぎがないことが分かる。

「ペラや調整に関しては、長期間の休みでデータ不足な面はあります。ただ、好みじゃないペラで走った時でも最低限の足にはできましたね」

 スピードを前面に押し出して売り出した平高だが、調整力も着実に進化しているからこそ、安定した成績を残せるのだ。

「でも、エンジンを出し切れたか、と言われると自信がないですね」

 データ不足が“最後の詰め”に影響しているのかもしれないが、QCは3回出場→3優出と実績は文句なし。「徳山は相性もいいし、今年も優出はしたい。できれば内枠で」と、本人も“善戦”にはそろそろ食傷気味。今年の大みそかは令和元年を女王元年に変える。