【住之江GP&徳山クイーンズC】注目レーサー=太田和美、菊地孝平、小野生奈

2019年12月06日 14時00分

太田和美

【住之江SG「第34回グランプリ」&徳山プレミアムGI「第8回クイーンズクライマックス」=カウントダウンコラム(5)=注目レーサー】

★太田和美(GP14位=46、大阪・69期)=第13回大会制覇を含めグランプリ5優出の実績はさんぜんと光り輝く。30代が主力を形成する艇界最前線にあってSG31優出7Vの経験豊富なベテランは年末恒例の頂上決戦には欠かせない顔だ。

「年々、勝つのは難しくなってきているけど、この年で出続けているから若手の励みにはなっていると思う。若い人からまだライバルだと思ってもらえる存在でいたいね」

 水が硬く調整が難しいといわれる住之江は「一番(成績が)良くない」と地元実力派でさえ手を焼く水面だ。「ただ、ここに出てくるエンジンはそんなに大差なく、どれでも十分に戦えると思うし、しっかり合わせられた人にチャンスがある」と今年6回参戦した経験値を生かして臨む。

 グランプリ史上初のナイター開催も「僕らも住之江の真冬のナイターは未経験だし、そこに関しては誰もアドバンテージはないかな」と冷静にとらえる。横一線なら、太田の“キャリア”がモノをいうかもしれない。

菊地孝平

★菊地孝平(GP13位=41、静岡・82期)=もっか3年連続決定戦(ファイナル)進出中。特に昨年は優勝ゼロでの進出で、話題となった。近年は“安定感”という言葉を口にすることが多いが、ある意味、真骨頂ともいえる一年だった。

 そして、今年は2月の地元浜名湖GⅠ東海地区選を含め年間3V。結果の出た一年となった。特にムラがあったわけでもなく、記念戦線での予選突破率は相変わらず高かった。

「去年も優勝はできなかったけど充実していた。今年は早くに結果が出たけど、自分の中では内容は変わっていない」と充実感の伴った一年だったようだ。

“安定感”の源泉となっているのがメンタル面。昨年はボートレースアンバサダーの植木通彦氏から「『いい雰囲気だったよ』と言われた。だから、今年もゆったりと余裕を持っていきたいと思っている」と究極の舞台でもリラックスモードを貫くつもりでいつもと変わらぬ自然体で頂点を狙う。

小野生奈

★小野生奈(QC10位=31、福岡・103期)=今年は4月までに3Vと好発進したが、5月以降は2優出Vなしと急失速。「夏場からペラが合わなくなって…。ペラが合わないので行き足がバラつき、その影響もあって初めてF2になりました」と、近年にない不振にあえぎ、デビュー以来初となるF2も経験した。

 昨年はSG戦線でも活躍し、堂々の1位でQCに出場。「今、振り返ると、エンジンに助けられていたんだと思います。ペラ調整は今も迷走中で、まだまだですね」と昨年ほどの勢いはない。

 それでも「ペラ調整も試運転でボートに乗っているのも楽しい。また、キタ~!という感触を味わいたい。自分なりにターンもペラ調整も前進はしていると思います」と、復調への手応えもつかみつつあるようだ。

「調整が合いやすくて、乗りやすいです。イメージはいいですよ」と、徳山は好相性の水面。V候補だった過去2年と違い、“伏兵”として臨む大一番は怖い存在となる。

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