【住之江GP&徳山クイーンズC】注目レーサー=今垣光太郎、池田浩二、長嶋万記

2019年12月05日 14時00分

今垣光太郎

【住之江SG「第34回グランプリ」&徳山プレミアムGI「第8回クイーンズクライマックス」=カウントダウンコラム(4)=注目レーサー】

★今垣光太郎(GP16位=50、福井・63期)=SG通算34優出9Vの実力者が4年ぶりに年末の大舞台にカムバックする――。近年は2017年2月三国GⅠ「近畿地区選手権」以来、記念戦線でのVはなく「引退」の二文字も頭をよぎった。が、今年4月宮島のプレミアムGⅠ「マスターズC」で優勝を飾るや、7月浜名湖のGⅡ「ボートレース甲子園」でもVと見事に復活を遂げた。「甲子園の時からペラの形を変えたのが良かった。以降、足が仕上がるようになった」と50歳を機にさらに進化している。その先にはやはり「グランプリ」への思いが。

 その大舞台は今回初のナイター開催で「ナイターは好きです。それに自分は初のナイターSG(02年蒲郡メモリアル)に、(第1回)甲子園でも優勝したように“初もの”に縁がある」と不敵な笑みを浮かべる。さらに、「住之江は16年のシリーズ戦で優勝しているしイメージがいい」と4年ぶりに巡ってきたGP初制覇のチャンスに意気揚々としている。

池田浩二

★池田浩二(GP15位=41、愛知・81期)=今年前半は「デキ過ぎだったし、流れも良かった」というように2月の65周年、4月の66周年と地元とこなめGI連覇と好調だった。さらに同場の7月SGオーシャンカップでも優出(5)着と地元戦で前進に成功。

 だが“好事魔多し”――。夏場以降リズムを崩すとヒザのケガで途中帰郷が増え、10月の若松GI・67周年で落水、負傷。このアクシデントでダービー(児島)、チャレンジC(桐生)と2SGに出場できなかった。それでも前半戦の“蓄え”もあり、何とか15位で大舞台の出場権を得た。権利さえ確保できれば“こっちのもの”だ。「グランプリには間に合わせる」と、万全な態勢で決戦に臨むべく準備に余念がない。

 昨年はトライアル1stで脱落したが、この大会は2011年第26回、13年第28回と2Vの高実績。もともと卓越したターン技術が武器でSGを9回も制した実力者。3度目の黄金ヘルメット戴冠へ臨戦態勢は整った。

長嶋万記

★長嶋万記(QC11位=38、静岡・91期)=実力にタイトルがついてこないのはボートレースの競技性上よくあること。長嶋も長らく「女子トップレーサー」の地位を守りながら主要タイトルがない。「まだタイトルが一つもないので。何か一つ肩書が欲しい」

 17年の輝かしいキャリアを彩るのにこの「クイーンズクライマックス」のタイトルはもってこいだ。昨年のこのシリーズはトライアル1着スタートをしたものの、3走目に転覆。夢はついえた。「その意味でもしっかりと走りたい」とこのタイトルにかける気持ちは強い。

 そして、戴冠に向けての準備にも抜かりはない。今年の優勝こそ1度しかないが「自分の中では満足というか、納得はしています」と充実ぶりを口にする。それが現在取り組んでいるターン強化だろう。「記念で優勝したいので、いろいろ考えて体力強化とか『侍ターン』を身に付ける訓練をしています」。大一番での「侍ターン」炸裂で“万”願成就といきたい。