【桐生ボートSGチャレンジカップ】篠崎元志「優勝するしかない」、平高奈菜は苦境を経てパワーアップ

2019年11月14日 14時00分

GP出場に向けて篠崎はVしか狙っていない

【ボートレース桐生「SGチャレンジカップ」、GII「レディースチャレンジカップ」=カウントダウンコラム「疾風勁草」(1)】グランプリ&クイーンズクライマックスへ向けた最終決戦となるSG「第22回チャレンジカップ」、GⅡ「第6回レディースチャレンジカップ」が19日、ボートレース桐生で幕を開ける。恒例のカウントダウン連載では「疾風勁草」と題して一度は苦境に追い込まれながらも再び大舞台を目指す選手にスポットを当てる。第1回はB2からの返り咲きとなる篠崎元志(33=福岡96期)と平高奈菜(32=香川100期)だ。

 ◆篠崎元志の獲得賞金ランキングは25位(13日現在)。「1年間グランプリに行くことしか考えていない。ランキング的に最後の勝負」とベスト18入りへ背水の覚悟で臨む。昨年は大けがで長期休養し2019年前期はB2級だった。主戦場となった一般戦では格上の存在感を見せつけて今年は16優出6Vと結果を残し、積み重ねた1着数は130(同)で2位以下をぶっちぎっている。「グランプリとは別だけど最多勝は当然狙っている。ここまできたら取りたい」と最多勝への思いも明かす。

 7月から記念戦線に復帰し、10月鳴門GⅠ66周年で優出(2)着、11月芦屋GⅠ67周年で優出(4)着など近況は好調モード。「最初は思うような結果が残せなかったけど、秋からは準優を外してないし調子は上向いている。ただ、もう少し大きな結果を残したかったというのもある」と結果に納得はしてないもののリズムは上昇中だ。

 戦いの舞台となる桐生は13年のGⅠ57周年でV歴がある。

「ナイターで淡水と好きな水面。同じ淡水の芦屋でいいイメージの調整もできている」と水面相性も良好だ。「とにかくいいエンジンを引ければ…。現時点では優出何着が目標とか言ってられない。優勝するしかないと思って行く。最後まで諦めずに頑張ります!」と3年ぶりのグランプリ復帰に向けて闘志満々で乗り込んでくる。

☆しのざき・もとし=1986年2月28日生まれ。福岡支部の96期生。2005年5月若松でデビュー。同年8月の若松で初勝利。07年4月の若松で初優勝。11年10月、びわこ59周年記念でGⅠ初V。12年12月の住之江・グランプリシリーズでSG初V。通算44V(GⅠ7V、SG2V)。同期は平本真之、谷野錬志、新田雄史、魚谷香織、下條雄太郎ら。身長169センチ。血液型=A。

久しぶりの大舞台で成長した姿を見せたい平高

 ◆平高奈菜は昨年F3を経験。180日間の長期F休み。そしてB2からの再スタートとなった。

 F休み中は「バイトは力仕事(運送)だったし、トレーニングはしました。体の状態は前より全然いいです。乗れる幅が広がったと思う」。復帰後も年内はダッシュ一本で走り「初心に帰るという意味もあるし、(グレードレース出場の)権利が何もかかっていなかったので…。ダッシュはもともと好きだったし、内だと他人を気にする部分があったけど、ターンをしっかりするようになりました」と原点に戻ってレースにも磨きをかけた。

 近況はさらにリズムを上げており、来期(2020年前期)適用勝率も7・14をマーク。女子の賞金ランクは優勝回数よりも出走回数に比例することが多いが、上半期はB2でほぼ月1回のあっせんだったことを考えれば13日現在の9位は“濃い内容”といえるだろう。

 体幹が鍛えられたことで、今までと違った足重視のペラでも乗りこなせるようになったことも好結果につながっている。

 現時点では「まだ仕上げに時間がかかるけど、このペラが当たればデカいと思う」と発展途上だが、それでも10月まるがめ、11月とこなめと男女混合戦を連続V。特にとこなめは1号艇の仲谷颯仁を2コースから差し切ってのものだった。

 もともとクイーンズクライマックスの常連。苦境を経てパワーアップした実力派は他の選手にとって大きな脅威だ。

☆ひらたか・なな=1987年7月7日生まれ。香川支部の100期生。2007年5月のまるがめでデビュー。同年9月の鳴門で初勝利。10年9月の津で初優勝。GⅠ優勝はまだない。通算18V。同期は松尾昂明、川野芽唯、桐生順平、宮地元輝、青木玄太、鎌倉涼ら。身長160センチ。血液型=B。