【ボートレース大村・SGボートレースメモリアル(初日=27日:直撃!気になる選手に気になる質問】中村亮太(38)はエース機の誉れ高い34号機を引き当て、思わずニヤリ。昨年のまるがめメモリアルでもエース機と評判の機を引いたが、当時の結果は振るわなかった。だが、今回は“勝手知ったる”地元水面だけに、前回とは訳が違う。地元でのSG取りへの意気込みを直撃した。

 ――評判のエース機34号を引いたときは周囲がざわついた

 中村:周りの反応はそうだったけど、僕は意外と冷静に受け止められましたよ。でも、何とかして引きたかったエンジンではあったので、それを引くことができて、うれしかったですね。

 ――特訓では評判通りの感触だった

 中村:展示タイム(6秒56の一番時計)通りです。出そうな雰囲気があったので、いつも通りにペラを自分の形に叩いて特訓で感触を確かめたんですが、思った通りに出て行きました。全部の足が何も言うことがないくらいに良かったですね。

 ――地元だけに調整も熟知していた

 中村:前節に(前回使用者の)山口(裕二)さんのエンジンがいいなーと思って、気にはなっていたんですよ。そしたら、たまたまサウナが一緒だったんで、そのときにこの34号機の回転域だとか、どういったペラの反応があったのかなどいろいろ話を聞いていました。なのでエンジンのことはよく知っています。それに連続で大村あっせんなのも大きいですね。調整で慌てることはまったくないと思います。

 ――昨年のまるがめメモリアルでもいいエンジンを引いていた

 中村:エース機でしたね。めちゃくちゃ出ていたんだけどね。僕がF2で事故パンだったので全然、思い切った勝負ができませんでした。でも、今回はF1本持っているだけなので、前回とは違いますよ。思い切ったレースができます。

 ――大村のSGは久々で待ち遠しかったのでは

 中村:メモリアル出場枠の予備1位でどうなのかなと思ったけど出してもらえて感謝ですね。それに、地元でなかなかSGに出場する機会もないので、選んでくれた方々に恩返しをしたいです。

 ――すでに優勝まで視界に入っている

 中村:次はいつ地元のSGに出られるか分からないし、出たとしても、こんないいエンジンで乗られることもそうないと思う。今回は最大のチャンスだと欲張って(優勝を狙って)いこうと思っています。