【ボートレース大村・SGボートレースメモリアル(3日目=29日)】ボートレース大村のSG「第65回メモリアル」は29日、中盤戦のヤマ場、予選3日目に突入する。2日目は地元エースの原田幸哉が9Rで逃げを決めるなど連勝。またパワー機を駆る中村亮太が6、5号艇の外枠2走を③②で乗り切れば、桑原悠も②①。地元・長崎勢の奮闘が光った。大会連覇を狙う毒島誠は2日目もきっちり2着を確保して初日から②①②と快走している。

 令和&大村初のナイターSGを祝うかのように2日目は地元“長崎デー”となった――。そのけん引役が原田だ。2日目2Rを2コース差し切りで今節初白星をマークすると、9Rでは逃げ快勝! 好枠2走をしっかりと生かして連勝を決めた。2節連続のコンビとなる76号機。「スリット近辺はだいぶ余裕がある。でも、まだ自分のターンができていない。いいところを探っていきたい」とVへ向けて、さらなる上積みを狙っている。

 抜群機と組む中村は前づけ策で6、5号艇の外枠2走を③②でクリア。「やはりエース機」と超抜級の動きで予選後半も大暴れを期している。また、初日5着と出遅れた桑原は1号艇の5Rで悔しい2着。ただ10Rでは4コースから鮮やかなまくり差しを決めて挽回。「伸びは普通だけどターン回りはそれなり」と仕上がりも上々。地元・長崎支部から出場している3選手が全員、予選突破に向けて好位置につけた。

 初日ドリーム戦を制した峰竜太は8Rで4着に敗れたが12Rではイン逃げ快勝。「出足型で上位」と胸を張る好仕上がりだ。唯一、オール2連対の毒島も「行き足が良くなっている」と連覇に向けて好感触だ。