【蒲郡プレミアムGⅠレディースチャンピオン】小野生奈 スタートは早さではなく質が大事

2019年08月06日 10時00分

小野生奈

【蒲郡プレミアムGⅠ「第33回レディースチャンピオン」=カウントダウンコラム「疾風迅雷」(最終回)】ボートレース蒲郡のプレミアムGⅠ「第33回レディースチャンピオン」の開幕がいよいよ7日に迫った。切れ味鋭いレースを展開する女子レーサーをピックアップしてきた直前カウントダウン連載「疾風迅雷」のラストは“平成最後”の賞金女王・小野生奈が締めくくる。

 最近6か月の平均STはコンマ15、発順位は3・0。Sに関しては「全然、早いと思っていないですよ。山川(美由紀)さんとか早い人に技術的なことを聞きたいぐらい。竹井(奈美)ちゃんには聞いたりしますけどね」と控えめに話す。

 こだわるのは“早さ”よりも“質”だ。「Sの時に気にしているのは“起こし位置”“起こす秒数”“風”の3つぐらいです。景色は特に意識しない。スリットを全速で行けるようには心がけています。S行ってやろうと思ったら逆に遅れてしまうんですよ。スリット同体で行ければいいし、Sで勝とうとは思っていません」という。

 豪快で攻撃的なレースを持ち味としているが、その起点となるのが“全速”でのSだ。そして、スピード満点のターンで1Mを攻略する。そのためにも「乗り心地がないとレースできないので、乗り心地やターン回りを重視して調整しています」と準備をしている。

 今年は7優出3Vだが最後の優勝は4月初旬。それ以降はペースダウンしている印象で「正直、(調子は)良くないですね。ペラ調整がなかなか合わなくて、乗り心地がこない時期が続いていました」と首をかしげる。

 しかし、復調の糸口はつかみつつある。「6月の福岡特別ヴィーナスS(優出4着)から調整の方向性が分かってきたんですよ。本当にペラ調整で迷っていたので、兆しが見えてきたのは大きいですね」と声を弾ませる。本来の力を取り戻してくれば当然、有力なV候補となるだろう。

 今や女子トップレーサーの一人。レディースチャンピオン、クイーンズクライマックスの女子2大タイトルの常連になっている。当大会は2017年の芦屋でV。さらにSGも16大会に出場するなど、女子という枠を飛び越えて活躍している。目標も「女子とか関係なく、SGで結果を残すこと」と高いレベルに設定している。

 それだけに今大会に向けては「2年前にVできて正直、満足しているんですよ」とリラックスモード。「目の前の一つひとつのレースを精一杯走るだけ。優勝戦に乗れれば、優勝を目標にできますからね」。自然体で真夏の女王決定戦に臨む。

☆おの・せいな=1988年10月2日生まれ。福岡支部の103期生。2008年11月の芦屋でデビュー。10年5月の芦屋で初勝利。13年12月の蒲郡で初優勝を飾る。17年8月の芦屋PGⅠ「レディースチャンピオン」でGⅠ初制覇。18年は賞金女王となった。通算17V。112期の小野真歩は実妹。同期は深谷知博、黒井達矢、喜井つかさ、清水沙樹ら。身長155センチ。血液型=B。