【蒲郡プレミアムGⅠレディースチャンピオン】竹井奈美が語る“スタート論”

2019年08月05日 10時00分

竹井奈美

【蒲郡プレミアムGⅠ「第33回レディースチャンピオン」=カウントダウンコラム「疾風迅雷」(3)】7日に幕を開けるボートレース蒲郡のプレミアムGⅠ「第33回レディースチャンピオン」――。開幕直前カウントダウン連載は「疾風迅雷」と題してスピードあふれるレースが持ち味の女子レーサーにスポットを当ててきた。第3回は竹井奈美が自身の“S論”を明かした。

 直近6か月の平均Sはコンマ15。0台Sを連発するタイプではないが的確。竹井にとってSは「勝利への近道」だという。まくりを中心とした強気なターンが魅力の一つだが、キレのいい“質の高い”Sは1Mで決着をつけるための第一歩だ。「S全速ならまくりやすくなる。いかないことには勝てないと思っています。なるだけ早く。10から15を全速でいくように心がけています」

 S勘は天性のものと、選手間で語られたりもするが、竹井の場合も持ち前の才能なのだろうか。返ってきた答えはノー。「以前はボヤッと景色を見てしまっていたり、ミス(F)してしまったり。F2も経験しました。今はしっかり確認するようにしています。直前で放るようなことはしたくない」と過去の反省を生かしている。調整でもSの行き足を重視しており「乗り心地やかかりが良くなれば、行き足もきてくれる。自分の仕上がりで行き足が悪い、Sが届かないというのはあまりないですね」と生命線であることは間違いない。ファン投票で出場選手が決まるSGオールスターに3年連続で出場するなど人気と実力を兼ね備える竹井だが、レディースチャンピオンをはじめとしたビッグタイトルにはまだ手が届いていない。

 また、A1級とあって地区選などの混合GⅠにあっせんされることも多々あるが、一般戦でも男子との戦いから学ぶことが多いという。

「記念レースでは全然、点数が取れないし、一般戦でも男子の方が貪欲。Sもターンも向こうの方が上だと思っているし、展開もレースにいってみないと分からない。混合戦だともまれる。でもそれで成長できると思う」

 対照的に女子レースは「1周1Mで決めることが多いし、お互いの戦法もよく分かっている」。手の内を知り尽くしたメンバーとなる今節は最大限の実力を発揮できそうだ。このレディースチャンピオンへ向け「まずは優勝戦に乗りたい。まだ乗れていないので…」と決意を新たにする。続けて「そのためにはミスを減らすこと。着順をキープすることもだし、後退することはなくしたい」。悲願の女子王座取りへ、武器であるSの精度をさらに磨く。

☆たけい・なみ=1989年7月31日生まれ。福岡支部の104期生。2009年福岡一般戦でデビュー。16年福岡のヴィーナスSで初優勝。GⅠは16年の平和島クイーンズクライマックスで優出(2)着があるが優勝はない。同期には松田大志郎、岡村慶太、浜田亜理沙、中田竜太らがいる。身長152センチ。血液型=A。