【蒲郡プレミアムGⅠレディースチャンピオン】藤原菜希 目標はコンマ10の全速スタート

2019年08月04日 10時00分

藤原菜希

【蒲郡プレミアムGⅠ「第33回レディースチャンピオン」=カウントダウンコラム「疾風迅雷」(2)】令和最初の夏の女王は誰か!? プレミアムGⅠ「第33回レディースチャンピオン」が7日、ボートレース蒲郡で幕を開ける。直前連載「疾風迅雷」では迫力満点の攻撃力でファンを魅了するレーサーを特集。2回目はデビュー9年目にして大ブレーク中の藤原菜希だ。

 初出走から8年4か月を経た今年3月の大村オールレディースで念願の初優勝。「長かったですね。師匠の阿波(勝哉)さんには“もう優勝できるぞ”と言われていたんですけど、なかなか優出までも行けなくて…。早く優勝したいという気持ちはずっとあった」。待ちに待った初Vが流れを変えた。

 1か月後の4月平和島レディースCで2度目のV。「優勝できてからはホッとして、気持ちが楽になりました。2回目の優勝の時は1回優勝できていたのもあって自信を持っていけました」と振り返る。そしてA1初昇格。“自信”というアイテムを手にして歯車がかみ合うようになってきた。

 最大の武器はSだ。最近6か月の平均STコンマ12、S順2・1は今大会出場選手の中でもトップ。その快Sの秘訣について「阿波さんから学んだことが大きいですね。昔はチルト3で走っていて、その状態だとSは途中で放れない。全速でSを行くことを当時から心がけていました。それに加えて最近はペラ調整を変えたのもSが早くなった要因だと思います。昔は伸びが欲しくて回転を抑える方向で調整していたけど、最近は回転を上げる方向で調整して出足や行き足をつけるようにしています」と明かす。

 ただ藤原=Sというイメージも定着。「最近はコンマ15の1艇身Sだと勝つには厳しいと感じています。周りに自分がS早いと思われていて、起こしから構えられている感じがします」と周囲から警戒されるようになった。しかし「さらに集中力を高めて早いSで勝負してますね。目標はコンマ10の全速。人を見ずに自分の勘を信じて行っている。だから人に惑わされることはないです。S順が早いのもその影響かな」とライバルのマークを寄せ付けないようにするため鋭さに磨きをかけ、破壊力も増した。

 今や虎視眈々と狙うのは女王の座だ。「今は常に年末(クイーンズクライマックス)を意識して走っている。そのためにも最近はレディースチャンピオンに出ることだけを考えていた。今大会は自分がこれまでやってきたことの真価が問われるところだと思っているので、頑張りたいですね」。今大会、ニューヒロインが誕生するかもしれない。

☆ふじわら・なつき=1986年4月20日生まれ。東京支部の107期生。2010年11月の平和島でデビュー。11年8月の多摩川で初勝利、19年3月の大村で念願の初優勝を飾った。通算2V。GⅠは今回の蒲郡レディースチャンピオンが初出場。同期には近江翔吾、高田明、石倉洋行、岩永雅人ら。身長157センチ。血液型=A