【とこなめSGオーシャンカップ】石野貴之 大会V4の松井さんに並びたい

2019年07月09日 10時45分

【ボートレースとこなめSG「第24回オーシャンカップ」:カウントダウンコラム「捲土重来」4】ボートレースとこなめのSG「第24回オーシャンカップ」がいよいよ10日に開幕する。「捲土重来」と題したカウントダウン連載は今大会での逆襲に燃える選手を特集。最終回は2015、16年の連覇など大会3Vの“オーシャン男”石野貴之だ。16、17年はVラッシュだったが昨年はSG優勝なし。2年ぶりのSG制覇にかける思いは――。

 石野のSG6Vの内訳は次の通りだ。

 5月・オールスター(17年福岡)
 6月・グランドチャンピオン(17年鳴門)
 7月・オーシャンカップ3V(10年まるがめ、15年三国、16年鳴門)
 11月・チャレンジカップ(16年大村)

 さらに通算54Vのうち15回が7、8月にあり、これらのデータから“夏男”と称されることも多いが、自身は「“夏場に強いイメージがあります”とよく言われるけど、自分の中ではどちらかといえば夏場は苦手」と周囲のイメージとのギャップに苦笑する。

 だが、オーシャンカップには強い思い入れがある。

「初めて取らせてもらったSGタイトルでもあるし、自分の最多タイトルでもありますからね。縁というか“何かあるのだろうな”とは思っています。今度のとこなめでは4回目の優勝を目指しますよ。優勝してまずは現在最多の松井(繁)さんに並びたいと思っています」と気合満々。キッパリと“王者・松井”の持つ大会最多の4Vを狙うことを宣言した。

 石野の特徴はピストンリング交換の多さだ。その意図について「リング交換は悪くても現状維持、良ければ機力を上向かせられる。悪くなる心配がないのだから、交換できる時はどんどんしている」と説明。また、ほぼ全てのレースをチルト0で乗るなど、貫いている調整方法がある。

 昨年はGⅠ、SGで7優出も優勝はなし。一般戦2Vのみに終わった。結果、今年のSG開幕戦となる3月の戸田クラシックに出場することもできなかった。SG戦線での活躍が当たり前のようになっていただけに“物足りなさ”は否めない。

 その一方でオーシャンカップ、ダービー、チャレンジカップでは優出。グランプリ出場という目標をクリアするなど、あらためて地力の高さをアピールした。「自分自身も応援してくれるファンも納得のいくレースをする」と公言しているだけに、このまま終わるつもりはないだろう。自身も“何かがある”と感じるオーシャンカップ。磨き上げた調整力とハンドルさばきで反撃ののろしを上げる。

☆いしの・たかゆき=1982年6月3日生まれ。大阪支部の90期生。2002年5月の住之江でデビュー、同6月に住之江で初勝利。03年10月の宮島で初V。07年1月の大村・新鋭王座決定戦でGⅠ初制覇。SG初Vは10年まるがめオーシャンC。通算54V(GⅠ・6V、SG・6V)。父は元ボートレーサーの石野美好。同期は吉田拡郎、赤坂俊輔、渡辺雄一郎、宇野弥生ら。身長165センチ。血液型=O。