ボートレース多摩川のSG「第29回グランドチャンピオン」、馬場貴也(35=滋賀・93期)は2日目(19日)4Rも3着を確保して初日から①③③と安定した走りを続けている。同支部の先輩・守田俊介も評判機を駆って②①①と快走。今節の活躍を確信した滋賀コンビは“あるプラン”を練っているという。

 ――3走で①③③。感触は

 馬場 着はまとまっているし、悪くはないですよ。でも、まだ回転が合っていないですね。乗りづらい。思ったところに行けなくてターンのスムーズさが甘い。気持ち良くレースできていないです。ターン回りが良くなれば自分でも納得するレベルになると思います。もうちょっとですね。

 ――昨年のチャレンジカップで優勝、今年3月のクラシックで優出(2)着とSGでの活躍も目立つようになってきた

 馬場 はい。自分でも成長できていると実感しています。やることは変わらないけどメンタル面で大きな変化があったと思います。チャレンジカップで優勝できたことで“早くSGを勝たなきゃ”というプレッシャーみたいなものがなくなった。それに一番大きいのはグランプリに出場して高いレベルでの戦いを経験できたことですね。

 ――今節は先輩の守田選手も好調

 馬場 守田さんと一緒に優勝戦に行きたいですね。そこでワンツーなら最高です。昨日の夜、宿舎でも話をしたんですけど、守田さんは7月のとこなめオーシャンカップの出場権がないんですよ。ここで優勝すればオーシャンカップに出場できる。だから“今回は守田さんが優勝してください”と言いました。オーシャンカップも2人で揃って出場したいですからね。

 ――守田選手の存在は大きい

 馬場 そうですね。いつもタイミング良く声をかけてくれたりしますし、一緒にいると落ち着きます。やっぱり滋賀から1人だけだと寂しいですよ(笑い)。 <4、10R出走>