【福岡ボートSGオールスター】仲谷颯仁 昨年はSG予選全敗でもハートは折れなかった

2019年05月18日 11時00分

【福岡ボートSG「オールスター」カウントダウンコラム・伏竜鳳雛(3)】令和初SG「第46回オールスター」(ボートレース福岡)の開幕が21日に迫ってきた。直前連載「伏竜鳳雛」では新時代・令和のボート界の主役となることを期待されているホープをピックアップ。第3回は仲谷颯仁(24=福岡・115期)だ。

「この大会はファンのおかげで出させてもらえる。感謝しかないし、期待に応える走りをしないと」――。2年連続2度目の出場に向けた決意を力強く表明した。

 17年のGPシリーズ戦でSGデビュー。昨年はクラシック、オールスター、オーシャンカップ、メモリアル、GPシリーズ戦に出場。これまでSG6大会に参戦したが、すべて予選敗退と苦汁をなめてきた。

「去年はSGで予選突破もできずに負け続けた一年でした。上の人と戦って全部が足りないことが分かった」と振り返る。トップレーサーとの力量差を見せつけられて引き下がるのか? もちろん答えは「NO」だ。

「あれだけ負けても気持ちに変化はなかった。“次は絶対勝つ”とメンタルが常に折れないことが再確認できた。自分でも不思議なくらいだし、まだまだ伸びシロがあると思っている」と自身の“強さ”をあらためて実感した。

 このメンタルの強さの根底にはデビュー前から胸に決めていた目標があるからだ。

「自分はやまと(現ボートレーサー養成所)に入った時から“グランプリを取る”ためにレースをしている。現に、口に出して言っているくらいなので、恥ずかしいとは思っていない。去年のGPシリーズ戦が終わった後、今年の目標として“強くなる”を掲げた。常に念じているし、それがないと成長できない」と真っすぐなまなざしで語る。 

 持ち味は鋭いターンと速攻。ただ、本人は「スタイルなんてないです。自分がどうとか決めることでもないと思います。逆に周りにどう思われるかの方が大事。隣にいるだけで相手が意識してしまうような選手になりたい」とキッパリ。スタイルという方法論よりも周囲に威圧感を与える“強さ”を追求している。

 福岡の水面は「好きですね。めちゃ荒れると乗りにくいけど、乗りやすさがある。僕が思うに実は水面がやわらかいんですよ」と好印象だ。スピードとシャープなハンドルさばき、そして折れない心。新時代のボートレースを背負う資質は揃っている。

☆なかたに・はやと=1994年8月20日生まれ。福岡支部の115期生。2014年11月、若松でデビュー。初勝利は15年2月の同場。17年1月のからつで初優勝。18年2月の若松九州地区選手権でGⅠ初V。同期は権藤俊光、関浩哉、野中一平、豊田健士郎ら。身長=163センチ、血液型=O。

 ※次回掲載は福岡エンジン&水面