【戸田・SGクラシック】鶴本崇文 デビュー13年目で初の大舞台「まず第一に水神祭を挙げたい」

2019年03月14日 11時04分

【戸田・SG「第54回クラシック」カウントダウンコラム・新進気鋭!(3)】いよいよ平成最後のSG開幕――。「第54回クラシック」は16日からボートレース戸田で開演。この“クラシック”はこれまで初出場組が活躍する傾向が強い大会でもあった。そこで恒例のカウントダウン連載は「新進気鋭!!」と題し、SG初出場選手をクローズアップ。第3回はデビュー13年目にしてSG初出場の鶴本崇文(33=大阪・98期)だ。

 ブレークの舞台は昨年10月の江戸川GⅡモーターボート大賞だった。初日ドリーム戦を5号艇からまくり差し快勝! これで勢いに乗ると、予選をトップ通過。準優↓優勝戦もきっちりと逃げ連発で“王道”を闊歩。GⅡ初制覇とともに、念願だったSGへの出場権を自力でつかみ取った。

「僕がなぜ(GⅡの)ドリーム戦に選ばれたのかは分からなかったけど、ドリーム戦で勝てたことで勢いに乗りました。それに、エンジンが良かった。これなら“いける”という手応えがありましたから。記念制覇は初めてでうれしかったというか、ホッとしたというのか。それよりもSGの権利を取れたことが一番うれしかった。SGは未知の世界で出てみたかったので…」と振り返った。

 2006年5月のデビューから13年目につかんだ夢の晴れ舞台。

「正直言って、今は緊張しています。SGの大舞台が節間を通して、どういった感じなのかまだ分かっていないので。とりあえず、出場してみて、雰囲気をしっかり味わっていきたいですね。予選突破とかよりも、まず第一に水神祭(初勝利)を挙げたいので、そこへ向けて頑張っていきます」とひと言ひと言、かみ締めるように話した。

 開催地・戸田は「相性がいいです。これといって変わった調整をしているとかはないですが、いいエンジンを引いているイメージがありますね。水面的にも苦手意識はないですよ」と自信ありげ。実際、直近2節は17年3月のタイトル戦で準V、18年10月のGⅠ62周年記念では優出3着と好結果を連発、期待度は増してくる。

「本番になればプレッシャーは感じないと思います。トップレーサーとの戦いの中で“いける”という実感を得たいし、ここにまた出て、最上級の戦いに残れるように、何かをつかんできたいと思ってます」

 常に謙虚でありながらも勝負師に大切な、さらなる高みを目指す確かな“ハート”があるこの男なら、初陣ではあってもいきなり台風の目となってもおかしくない。

※つるもと・たかふみ=1985年5月20日生まれ。大阪支部の98期生。2006年5月、住之江でデビュー、4走目に初勝利。10年3月のとこなめ一般戦で初優勝。通算9V(GⅡ・1V)。00年公開の映画「岸和田少年愚連隊 野球団」に小鉄役で出演した異色の経歴の持ち主。98期の卒業記念チャンプで同期は平山智加、松田祐季、西村拓也、松本晶恵ら。身長165センチ。血液型=A。