【戸田・SGクラシック】中越博紀「エンジンさえ良かったらやれる」と覚醒

2019年03月13日 10時50分

中越博紀

【戸田・SG「第54回クラシック」カウントダウンコラム・新進気鋭!(2)】2019年のSG第1弾「クラシック」が16日、ボートレース戸田で開幕する。SG初出場者に決戦直前の胸の内を聞いた直前連載「新進気鋭!!」の第2回は中越博紀(35=香川・93期)だ。「SGで戦うにはメンタルが課題」と自己分析する男にとって今回、同時参戦する同期2人(長田頼宗、馬場貴也)の存在が心強い。

 昨年1月の大村GⅡ「モーターボート誕生祭」を制してクラシック出場権を獲得。そこから実際にSGの舞台に立つまで1年2か月も要したのは異例のケースだ。

「長かったですね(笑い)。ただ、その間は試行錯誤しながら地力をつけるいい機会だと思って走ってました。たまに記念を走らせてもらったけど、地に足がついてないのか、浮足立っていたというか…。とにかくいつもの自分でいることが大事だなと痛感しました」

 デビュー15年。「昔からネガティブで選手には向いてないんじゃないかと思うこともある」とうつむき加減に語るが、初の大舞台に同期の長田と馬場と同時参戦できることは“見えない力”が働く可能性も高い。

「僕と違ってあの2人はすごくポジティブ思考だし、見習いたい。養成所時代からそこはすごいなとずっと思ってました。大村で優勝できたのも馬場ちゃんと一緒だったのも大きかったですね」

 気心知れた盟友の叱咤激励ほど心の支えになるものはない。

 やまと学校(現ボートレーサー養成所)時代は「実力的には馬場ちゃんが抜けた存在で僕は真ん中。長田は決して成績は良くなかったけど、当時から今でも雑草魂は変わってない」と振り返る。明朗快活な馬場。泥くさく這い上がってきた長田。この2人を見続けてきたからこそ、SG戦線に挑むに当たり、前向きな気持ちが芽生えてくる。

「大村の優勝戦はすごいメンバーだったし、エンジンさえ良かったらSGクラスのすごいメンバー相手でもやれるのはわかった。クラシックに出られるような選手に比べたら、自分の走りには特徴がないけど、成長するためのいいチャンスだと思って頑張ります」

 香川支部からは山川美由紀と2人が出場。「男子は僕だけなので、香川の名に恥じないようにしないといけませんね。SGだからと気負わず、いつもの自分でいるようにしたい。同期の2人に癒やしてもらいながらね」と初の大舞台に心躍らせている。

☆なかごし・ひろき=1984年3月7日生まれ。愛媛県出身。香川支部の93期生。2003年11月、まるがめでデビュー、翌月の同場で水神祭(初勝利)。08年8月の三国で初V。18年1月の大村GⅡモーターボート誕生祭で優勝、クラシックの出場権を獲得。同期には長田頼宗、馬場貴也、杉山裕也ら。身長167センチ。血液型=AB。