【下関ボートGI中国地区選手権(17日開幕)】初代“夜の中国チャンプ”は誰だ――。ボートレース下関のナイターGⅠ「第62回中国地区選手権」が17日に開幕する。山口、広島、岡山の3支部の強豪が揃う一戦は、今回が大会初のナイター開催。2日目メインはドリーム戦ではないものの、中国ガールズコレクションと銘打ったオール女子戦(予選)が組まれる。

【2日目(18日)中国ガールズコレクション展望】

 1号艇には寺田千恵。2019年前期適用勝率で女子第1位の7・71をマーク。昨年末の平和島プレミアムGⅠ「クイーンズクライマックス」でも優出4着。今年もここまで4節走って3優出。前走地の住之江オールレディースで優勝と勢いに乗って乗り込んでくる。当地は前回(昨年5月)の男女W優勝戦で優出6着しているほか2015年、16年とオールレディース連覇の実績もある。持ち前のハンドルワークで、混合戦のGⅠでも侮れない存在となりそう。

 前回大会で、寺田とともに予選突破を果たしたのが海野ゆかり。優勝は昨年8月から遠ざかっているが、当地は2015年から4節連続で優出中と相性のいい水面だ。

 地元・山口からは佐々木裕美、津田裕絵の2人が登場。佐々木は2016年の宮島59回大会でうれしいGⅠ初優出を飾った。その後は一昨年、昨年と連続予選落ちとなったが地元で行われる今大会は活躍を期待したい。

 一方、2018年に大幅な飛躍を遂げたのが津田だ。昨年1月大村の男女W優勝戦でデビュー10年目にして悲願の初V。10月多摩川のオールレディースで2度目のVを決めるなど上昇ムード。今期適用勝率ではA2となってしまったが、実力はA1レベル。また、当地は前回正月戦を走ったばかり。それ以前にもコンスタントに登場してきただけに、エンジン調整面でも利がある。

 岡山支部からは田口節子、守屋美穂が登場。田口は昨年2Vを挙げるなど“完全復活”モード。守屋は昨年11月の芦屋「レディースチャレンジカップ」を制し、GⅡ覇者の仲間入り。軽量の利を生かして、混合戦でも食い込みを狙う。