【平和島ボートGI関東地区選手権】永井彪也「今回が最後のつもりぐらいで勝負したい」

2019年02月14日 18時08分

永井彪也

【ボートレース平和島・GI関東地区選手権(15日開幕)東京支部】

★刺客その2=永井彪也は今年(2019年前期)からA1級に復帰。3期ぶりに記念戦線に帰ってきた。「やっとGⅠに出られますね。地元の平和島の地区選にはどうしても出たかったので、意識していました。今回が最後のつもりぐらいで勝負したい。正月に平和島で乗れたので、調整面とかでもいろいろとつかみました」と、今大会にかける気持ちは相当強い。

 17年後期に初めてA1級に昇格。同年8月の若松メモリアルでSG初出場も果たし、飛躍を期待されたが、その後は2期連続でA2級に甘んじた。「本当の力がなかったんだと思います。今は違います。成長している部分もありますよ」と自信も手にした。

 ターニングポイントは昨年7月だ。「毒島(誠)さんの平和島周年V機を、直後のルーキーシリーズで引いたんです。その毒島さんのペラを見て、自分の蓄積とか考え方と実際に乗った感じがバチッてはまったんです。いろいろなことがつながったというか。そこから夏場も冬場も安定してエンジンを出せるようになったのが大きいですね。毒島さんには感謝しています」。トップレーサーの技を吸収したことでひと皮むけたという。

「『東京の若手は…』と言われ続けていることは悔しいですよ。自分だけじゃなく、みんなで見返したい」。逆襲を誓う東都のホープがここで名乗りを上げるはずだ。

★注目選手=荒井翔伍はこれまでのGI戦線では予選突破もなく、見せ場をつくれていなかった。「今までは対戦相手が強力で、気持ちで負けていた」と冷静に振り返る。だが「最近はそんなことはなくなったし、今回も落ち着いてレースをしようと思っています」ともはや、気後れすることはない。

 それどころか発奮材料もある。先月、江戸川63周年記念で若林将がGI初制覇を決めた。「同じグループの先輩が優勝したことはいい起爆剤になる。自分もそうなりたいと思った」と改めて気合が入った。今年10月で30歳。「そういう区切りの年齢になるし結果は残したい」と、先輩に続くGI初Vを狙っている。

<東京支部勢力図>かつては隆盛を誇った東京支部勢だったが、近年はいささかパッとしないシーンが多く、低迷期も長く、関東3支部の中でも“イマイチ”感は否めなかったものの、昨年“東都のエース”浜野谷憲吾が8年ぶりに住之江SGグランプリに出場。活気を取り戻しつつあるイメージも出てきた。

 その浜野谷は当地正月開催でも王道Vを飾るなど存在感は抜群。スタートやターンの切れ味が“往年”のそれに近づいている。平和島水面は“勝手知ったる”庭、しかも、苦手にする選手が多い、この季節の強風下の荒水面も全く苦にしないとくれば、Vチャンスは広がるばかり。

 これに続くのは、昨年1月の当地GⅠ63周年記念を制した長田頼宗、さらに当地GⅠ2Vがある中野次郎といった実績組に加え、楽しみなのは中堅勢。1月の江戸川63周年記念でGⅠ初Vを飾った若林将、準Vの福来剛はともに近況優出ラッシュと好調キープ。その江戸川GⅠは準優で敗退したが、6節連続優出中だった後藤翔之も勢いは本物。昨年7Vの山田哲也、当地実績光る杉山貴博も注目。