【平和島ボートGI関東地区選手権】佐藤翼「まくり26本」はトップクラスの証し

2019年02月14日 18時07分

佐藤翼

【ボートレース平和島・GI関東地区選手権(15日開幕)埼玉支部】

★刺客その1=磯部誠、塩田北斗、塩崎桐加など同期105期勢には、才能豊かでアッといわせるレースをするタイプが多くいるが、この佐藤翼も、もはや速攻派という表現では生ぬるく“猛攻派”という表現がピッタリくる逸材だ。

 一時期はF禍に苦しみ、本来のまくりを封印していたが、昨年は“原点回帰”の一年となった。年間1着96本も自己ベストだが、そのうち、まくり26本は、現代ボートレースではトップクラスといえる数字だ。

 その点では「まくり水面」の平和島もピッタリの舞台といえるだろう。「最初に地区選を走った時(14年)が平和島だったが、尻上がりに良くなった。今回は早め早めに仕上げたい」と意気込んでいる。

 もちろん、来月に地元の戸田で開催されるSGクラシックも視野に入っている。「3月に優出(GⅠ戸田61周年)した時はそこまでの意識はなかったんですけどね。SG(住之江グランプリシリーズ)を走ったことでメチャメチャ意識しています」。出場するにはVしかない狭き門だが、大舞台を経験したことで、再びあの緊張感を味わいたくなった。

★注目選手=秋元哲は地区選を目前にキッパリと「優勝しかない!」と断言。昨年7月以来、優勝から遠ざかっているものの、近況は10節で優出5回と好調で「去年は20%台のエンジンばかりだったので、悪いエンジンを引いてもそこそこに仕上げられるようにはなっています。調整? ペラと、あとはいろいろですね。そこは秘密」と不敵に笑う。

 ただ、決戦の地である平和島は2016年5月(優出(2)着)と約3年ぶりとなるが「平和島は最近走っていないので、正直なんとも…。でも苦手ではないし、どこでも一緒。賞金を上積みできるように頑張りたい」と意気込むだけに、GⅠ戦線でも堅実な走りに期待だ。

<埼玉支部勢力図>今大会、最も力が入るのは間違いなくこの埼玉支部勢だろう。というのも、来月に迫った戸田で7年ぶりのSG「第54回クラシック」の出場権獲得のラストチャンスとなるから! 現在までに出場を決めているのは桐生順平と中田竜太の2人だけ。“あと1人”が支部を挙げての熱望だ。

 別項で取り上げた佐藤と秋元の期待も高いが、やはり最もやる気なのは須藤博倫に違いない。現時点でも「予備5位」、この地区選ロードの結果次第では出場権が転がり込む可能性もなくはないが、不確定な“他力本願”よりも、きっちり自力で、が本音。昨年来、クラシック出場への思いは人一倍。気合、メンタル面も充実一途でそれだけのレースもアピールしてきたし、先のGI江戸川63周年記念でも好走したように決して調子は悪くなく、あとひと押し…といった状況だけに“火事場のバカ力”が出れば十分に行けるはずだ。

 もちろん桐生と中田もあっさり勝ち切る実力の持ち主だし、円熟味を増した鈴木博やパンチ力秘める金田諭や飯島昌弘も争覇圏内だ。