2018年のボートレース界を締めくくるプレミアムGI「第7回クイーンズクライマックス」は31日、ボートレース平和島で優勝戦を迎える。

〝伝説のチャンピオン〟誕生だ――。名曲ボヘミアンラプソディーならぬ〝平和島ラプソディ〟で幕を開けた我らが『クイーンズ』のステージは幕開けからから大熱狂の渦に包まれた。中盤戦の攻防はまさに「We will〝BOAT〟 You」の高揚感溢れるノリの良さ! ボルテージは一気に急上昇!! そして、いよいよ宴は〝クライマックス〟へと突入する。

 このファイナルステージへと勝ち上がったのは、トライアル3戦の合計ポイント上位6選手。この中から〝平成最後の女王〟が誕生する。その女王候補は遠藤エミだ。

 勝負駆けとなったトライアル3回戦では強風下にも関わらず、会心のターンで逃げ切り、底力を見せつけた。機力はまだ上位と比べるとやや劣勢気味で「松本(晶恵)さんがミスしてくれるのを待つしかないかな」と話すが、何でもできる3号艇だけに、ライバル勢には大きなプレッシャーがかかかるはず。少しでも隙を見せれば、一気に抜け出しが可能だ。

 いわずと知れた前年覇者が史上初となるQC連覇を遂げ、〝伝説のチャンピオン〟となるべく、こん身のターンで新元号への改元を前にひと足早く、新時代の訪れを告げる。