ボートレース平和島のGⅢ「クイーンズクライマックスシリーズ」が26日、開幕。初日メイン12Rドリーム戦組では1号艇の大山千広を筆頭に低調機ばかりで今井美亜だけが強め。予選スタート組では関野文、茶谷桜、香川素子、若狭奈美子らが軽快な動きを披露した。

 なお賞金ランク上位12人によるプレミアムGⅠ「第7回クイーンズクライマックス」は28日に開幕する。

 初日ドリーム組は上位級の16号機をゲットした今井を除く5人が中堅か中堅以下のエンジンとなり、前検から混戦ムードが漂った。事実、大山、海野、川野らはすぐさま整備に着手。整備力で機力を立て直してくるケースも十分考えられるが、慣れていないアウェー水面だけに、好調機を引いた“伏兵”の台頭がありそうだ。

 そんな台風の目候補は、前検トップタイムの6秒63をマークした茶谷桜だ。引き当てた63号機は2連率25・8%ながら近2節は上位級の伸びを披露している“隠れエース機”で「伸びはいいし、乗り心地も悪くない」と感触も良好。6、3号艇の初日2走で好走するようなら、一気にV候補にも浮上してくる。

 前検タイム2位の6秒68だった渡辺千草も「Sは自然に起きた。抜きんでることはないが、下がることもない」と納得の表情。地元開催に燃えているベテランの走りに注目だ。他では岸恵子、関野文、犬童千秋らが上々の動き。クイーンズCシリーズ連覇を狙う広中智紗衣も、まずまずの伸びを見せていた。