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【旬のボートレーサー】妻鳥晋也「家族を支える!」結婚を機に急成長


ボートレーサー妻鳥晋也

【今が旬〜このレーサーに乗れ〜】今回登場する旬の素材は妻鳥晋也(めんどり・しんや=27、香川・114期)。漢字が似ているからといって、決して毒島誠ではない。「毒島さんとはよく間違えられるんです」と笑うが、妻鳥もA1昇級や初優勝を視野に入れる全国区予備軍だ。東スポ読者のみなさんは“メンドリ”をお忘れなく!

 水神祭まで2年近くかかったように、少し前までは勝率も伸びあぐねていた一介のB1レーサーだった。それが突然、覚醒したのは2018年後期に5・72を叩き出し、A2にジャンプアップしてからだ。18年前期が4・20だから、伸び幅がすごい。19年前期も5・67と本物のA級レーサーになったといっていいが「去年の12月に結婚したこと」が飛躍のきっかけだという。

「家族を支える!」という自覚がダイレクトに成績に表れた。最近の妻鳥のレースを見たファンならお分かりだろうが、1Mで果敢に攻めるのはもちろん、道中で何番手にいても、常に前の選手を抜こうとアタックをかける。

「ボートレーサーの試験に合格したのは5回目の受験でした。最初は何となく受けたんですが、落ちたら意地になって、スーパーマーケットでバイトをしながら受験し続けました」というガッツマン。レースを通しても、熱いハートが伝わってくる。

 師匠の秋山広一と同門の先輩・片岡雅裕はGⅠレーサー。ほかにも松尾祭、竹田和哉とA級揃いの精鋭部隊で切磋琢磨しているだけに、体格的なハンディ(170センチ、59キロと大柄で、おまけに筋肉質。53キロまで減量すると「腰にくる」)はありながら、進化は止まりそうにない。

 プロペラの志向は「一つの形に固執せずに、いろいろ試すように心がけている」と柔軟で、現在の課題として「ミスを減らすことと、メンタルの強化」を挙げる。

 確かに、道中で前を抜きに行き、キャビって着を落とすシーンもある。が、攻めに徹するスタイルは大きく成長する過程で欠かせないもの。問題はメンタルで「準優1号艇で飛んだり、その時の気持ちによって成績が左右されることが多い」と告白する。こればかりは場数を踏んで克服していくしかない。

 人の良さと成績が比例する世界ではないだけに、人柄◎の妻鳥が強くなるには、いい意味でのズルさが必要になるときもくるだろう。

 ただし「スピードで負けないよう心がけている」と進化の方向にブレはなく、本格的に羽ばたく日も近そうだ。

☆めんどり・しんや=1991年12月12日生まれ。香川支部の114期生。2014年5月のまるがめでデビュー。16年4月の児島で初勝利を挙げると、同年8月の大村で初優出(6着)。通算4優出0V。同期には羽野直也、中村桃佳、村松修二、松山将吾、松尾拓ら若手強豪が多数。身長=170センチ。血液型=B。

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