【住之江グランプリ&平和島クイーンズC】選手紹介=毒島誠、小野生奈

2018年12月18日 12時00分

【SGグランプリ&GIクイーンズC:カウントダウンコラム(13)選手紹介】

【GP1位=毒島誠(34)群馬・92期】2018年のボート界はこの男を中心に回ったと言っても過言ではない。4月からつ65周年(2)着がホップ、6月福岡65周年3着をステップとするなら、7月から若松SGオーシャンCと平和島GI64周年を優勝。8月にもまるがめSGメモリアル優勝と夏場にビッグジャンプ。

 秋以降も10、11月と65周年記念とダイヤモンドカップの鳴門GⅠ連覇。返す刀で芦屋SGチャレンジC(3)着なのだから、本人が「今年は大きい流れをつかんでいる」と手応えを口にするのも当然だ。

 もちろん、この快進撃は偶然ではない。「去年、苦労したのがいい方に表れた」と言うように、今年は「レースに臨むまでのプロセス、気持ちの持ち方を変えた。日々のトレーニングも生きているし、引き出しも増えた。エンジンが出ていない時でも次につながると思えるようになり、迷いがなくなった」と“レーサー毒島誠”の改造に着手し、結果が出たのだ。

 グランプリでは好成績(4回出場して3優出)を残しているが「グランプリを戦うのに相性もなにもないですよ。(タイトルを)取らなければ一緒。1着以外は何着でも同じ」と“出場する値打ち”から“勝つ値打ち”へと視線を移す。

「一年の目標はグランプリを勝つことだけ。今年は、どのエンジンを引いても取るつもり!」

 賞金ランク1位からグランプリ制覇=金冠奪取の【王道】を極めるべく、毒島が力強い一歩を踏み出す。

【QC1位=小野生奈(30)福岡・103期】今年の優勝歴は3回と少なく見えるが、5月尼崎オールスター、6月徳山グランドチャンピオンのSG戦線で準優進出を果たすなど、男子トップレーサーに交じっても遜色ない戦いを繰り広げてきた。「少しずつだけどSGでもレースができてきたし、自分の中では成長できているのかな」と自身のレベルアップを実感している。

 また「過去に比べ、今年は成績のムラがそんなになかったと思います。先輩に限らず、後輩にも調整のアドバイスをもらって、うまく受け入れられたのが良かった。周りの環境のおかげもありますね」と勝負に対しての貪欲さも持っており、自身を高めるためには何でも吸収し成長を続けている。それが、2年連続で女子賞金ランキング1位という結果にも表れている。

 今大会の舞台となる平和島は「苦手です。調整が分からないし、ペラが難しい」とイメージは良くはないが「苦手と思っていたレース場でも優勝したり、好成績を取れたりもしているので、ここはリセットして、いい意味で、ゼロからの気持ちでいきたい。それに平和島はまだペラ調整のイメージが湧かないけど、それが逆にいいのかなと思って、楽しみます」とポジティブ思考に捉えている。

 近況も福岡ヴィーナスS優勝→GⅡ芦屋レディースチャレンジC優出2着→大村ヴィーナスS優出2着とリズムは上々。この勢いのままに、初のクイーンズクライマックス制覇へまい進する!