【住之江グランプリ&平和島クイーンズC】選手紹介=峰竜太、長嶋万記

2018年12月18日 10時00分

【SGグランプリ&GIクイーンズC:カウントダウンコラム(11)選手紹介】

【GP2位=峰竜太(33)佐賀・95期】今年はSGを“皆勤”してすべて予選突破し、クラシックとチャレンジCで優出。そして下関と多摩川のGⅠ2Vの戦績を残してトライアル2ndの絶好枠を勝ち取った。

「昨年に比べたら全然ダメでした。SGで予選落ちがなかったのはドリームに乗せてもらっているのが大きかったし、この成績で2位にいられることに驚いてます」

 1位で進出した昨年はSG初制覇を成し遂げた達成感もあっただけに、今年は納得度の面でやや不満も残るが、2年連続で2ndの1号艇獲得はボート界第一人者に上り詰めた証しでもある。

 昨年は1→4→2→3着。4回目の出場で初めて決定戦まで駒を進めた。「緊張はしていたけど、高揚感が大きかった。自分にとってはご褒美みたいな舞台で4回目のグランプリで一番、楽しんでレースができた」。結果よりも最高峰の舞台で脚光を浴びたことで、これまでにない充実感を味わったことは貴重な経験になった。

 住之江は昨年のGP以来となるが「エンジンや調整に関する先入観がない方がいいし、問題はない」と意に介することはない。「僕は他の選手に比べると何が何でもGPを勝ちたいという気持ちは少ないかもしれない。運も大事な舞台ですからね。でも僕の場合はいい時は120%の力が出るし、そういう力を出せるようなメンタルで住之江に行きたい」 

 華やかな舞台がお似合いのお祭り男だけに、自身の思いと同じくファンも120%の爆発力に期待している。

【QC2位=長嶋万記(37)静岡・91期】昨年は自己最高の成績をマーク。年間8V、レディースCC終了時点の賞金額も今年より650万円ほど多かった。ただその裏では6月のとこなめヴィーナス戦で優勝した際「来る前に娘に泣かれて…」という一幕もあった。多少、プライベートを犠牲にしていた部分があったのも事実で、年末には肉体面、精神面とも疲労がピークに達し、体の不調を訴える場面も。

 そんな反省を踏まえた今年は少しゆったりしたローテーションで臨戦。「最近は体調もいいし、レースにも集中できています」と、数字の上では少し落ちたものの、密度の濃い一年になった。秋口の津、とこなめ、蒲郡の東海オールレディース3連続Vはその集大成ともいえる。

 しかし一方で、近いようで遠い特別戦Vは自身でも課題と感じており「(レディースCC)初日のドリームとか瞬時の判断が甘い」としながらも「最近は目の前のレースに集中するようにしています。全力で目の前のレースに取り組んでいるから、課題も見えてくるんだと思います」とも。仕事も家庭も、さらにボランティア活動も常に“一生懸命”。ハードルの存在に気づいたことを前向きに捉える性格はレーサー向きだが、それだけ心労もたまる。いつもより多めの休養は充電だけでなく課題を消化するという意味でも大切な時間となっている。

 心身ともに充実一途――。仕事へのアプローチを変えた今回は無冠の女王返上を期待したい。