【住之江グランプリ&平和島クイーンズC】選手紹介=白井英治、山川美由紀

2018年12月16日 11時00分

【SGグランプリ&GIクイーンズC:カウントダウンコラム(11)選手紹介】

【GP3位=白井英治(42)山口・80期】今年上半期のボート界はこの男が主役だった。3月の浜名湖クラシック、5月は尼崎オールスターとSG連続優出で滑りだすと、いきなりハイライトが訪れた。SG第28回グラチャンだ――。

 徳山で64年ぶりのSG開催。実質、史上初となったビッグレースを“地元のエース”として「今年一番の目標」と自らのミッションに掲げ、乾坤一擲の走りで有言実行に成功、一気にグランプリ出場を決定づけた。

 直前のチャレンジCはF休みのため不参加だったが、前半戦の貯金にモノをいわせ、賞金ランク3位=TR2ndシードを獲得して“GPの顔”となるべく3年連続6回目の晴れ舞台へ進んだ。

 前半戦の勢いこそややうせた近況だが、今年は「序盤戦は流れが良かった。その中で徳山のグラチャンを取れたのが大きかった。(優勝を狙って)準備をしていって、そこで結果を残せたことは大きい」と納得の航跡を歩んで、いよいよ本番へと乗り込んでいく。

「(F休みを終えて)グランプリまでに2節走るし、ボートもしっかり乗れる。期も変わっているし、不安要素はない。精一杯の準備をしていくだけ。優勝するという、本当にその気持ちだけを持って臨みたい」

 悲願だった初のSG制覇(14年若松第60回メモリアル)まで17年、実に14回の優出を数えたが、先のグラチャンで2つ目の勲章も手にし、勝つ味も覚え、ここから量産態勢に入る可能性も十分。3つ目はグランプリの黄金ヘルメットを狙う!

【QC3位=山川美由紀(52)香川・57期】史上初となる“女王決定戦”夏・冬連続優勝にチャレンジだ!

 小野生奈、長嶋万記、中村桃佳ら登番4000番台の台頭が著しい女子ボート界。そんな中でも獲得賞金ランク3位と存在感を見せている。ところが本人は「今年は大してやっていない。いいとこ取りした感じ。優出も少ないし最近はこんなもの」と満足感はない。

 今月のまるがめオールレディースで優勝を手にしたが、今年はそれまで7優出で優勝1回。確かに物足りなさを感じる数字かもしれないが、それでも「いいとこ取り」と表現するレディースチャンピオンVをはじめ、3月レディースオールスター(優出3着)、11月レディースチャレンジカップ(優出(5)着)と女子ビッグレースでの好走が光る。

「レディースチャンピオンは(エンジンは)出ていたけど(機率は)28%くらい。今年は抽選運は悪い」と振り返るが、高勝率機を引くことが少なくても、持ち前のしぶとさ、着を拾う粘りのレースはできた。低調機でも最善を尽くし一走一走戦ったからこそ、この位置で大一番に出られる。

 近況のリズムは“最悪”を脱しているのは好材料。迎える決戦、エンジンも枠番も「いいのを引きたい」と良機ゲットを願うが、今年は凡機でも大舞台で結果を出した実績がある。百戦錬磨のベテランが最後に、また笑うことも決して夢物語ではない。