【住之江グランプリ&平和島クイーンズC】選手紹介=笠原亮、馬場貴也、中村桃佳

2018年12月12日 10時00分

【SGグランプリ&GIクイーンズC:カウントダウンコラム(7)選手紹介】

【GP10位=笠原亮(38)静岡・84期】1月の徳山64周年記念で10年ぶりのGI優勝を飾ると8月のまるがめSGメモリアルでも準V、10月の戸田62周年記念で今年2回目のGI制覇と結果を出した。ここまでを「結構、頑張ったんじゃないですか。SGは仕上がり、レース内容と良かった」と振り返る。

「GIも2つ勝てたが、そこまで出てなかった」と、徳山は2連率26%と低勝率機。戸田も同35%と突出したものではなかった。それでも節間は大崩れもなく準優、優勝戦と逃げ切る王道の勝ち方を披露。非力なエンジンでも仕上げられるテクがあるのは大きい。ならば大舞台でエンジンのパワーアップも期待できる。

 住之江は「調整が合えば乗りにくい感じもないし、いつものようにペラを叩いて乗ってやるだけ」とルーティンは変わらない。「今回が最後のGPのつもりで頑張ります。精神的に参るということはないと思う」。これまでの集大成と位置づけ、“頂点”へと臨む。

【GP9位=馬場貴也(34)滋賀・93期】名うての“スピードスター”が千載一遇のチャンスをモノにしてグランプリ初挑戦のチケットを勝ち取った――。先の芦屋チャレンジCでSG初優出初優勝の離れ業! 賞金ランク42位からの大逆転!!で“下克上”を完結させた。果たしてこのVが“王者”松井繁の13年連続23回目のGP出場の夢を打ち砕く結果となったのは言うまでもない。

「GPなんて夢のような話でまったく考えていなかった。守田(俊介)さんと一緒に行けることはすごく幸せ」と喜びに浸っているが「出場するからには優勝を狙う。チャレンジが34分の1で今度は18分の1なので守田さんと2人で狙いたい」とすでに意欲満々でいる。

 もともと、あふれるスピード、類いまれな旋回技術で名をとどろかせていた実力派だけに、このV劇も決してフロックではないはずだ。初挑戦者には厳しいGPの大舞台ではあるが、今の勢いならば、一気に頂点を極めても驚けない。

【QC8位=中村桃佳(25)香川・114期】ただ一人初参戦の新顔が3月のびわこGⅡレディースオールスターに次いでビッグタイトル制覇に挑む――。レディースASを制覇し、9月の浜名湖ヤングダービーにも初出場。女子期待の逸材として脚光を浴びた一年だったが、後半戦で落とし穴が待っていた。10月の津、多摩川と2節連続F。現在F休み中で、年末決戦はまさにぶっつけ本番で臨むことになる。

「今年最後なので吹っ切っていきたい。1か月半ぶりのレースだしワクワクが止まらないですね。F2の休みを残しているけど、それを意識していたら何もできないし、思い切って攻めたい」

 ネガティブな要素は排除して闘争心に転化してしまうのが中村の一番の魅力でもある。平和島は1年4か月ぶりとなるが「先入観を持たないで行った方が余計なことを考えないのでいい」とどこまでも前向きなのは頼もしい。心意気やよし。初出場初Vの偉業達成に期待は高まる。