【住之江グランプリ&平和島クイーンズC】選手紹介=石野貴之、桐生順平、寺田千恵

2018年12月11日 10時00分

【SGグランプリ&GIクイーンズC:カウントダウンコラム(6)選手紹介】

【GP12位=石野貴之(36)大阪・90期】今年はここまでSG無冠。最近3年間はSGを制して常に賞金ランクの上位に君臨していただけに“12位”での出場は不本意だろう。実際「今年は順調ではなかったですね。グランプリ出場もギリギリで余裕がなかったです。ペラ調整に正解が出ていないことが影響しています。そこで当たりが出てくれば安定して結果を出せると思うのですが…」と振り返る。それでもオーシャンカップ、ダービー、チャレンジカップとSG戦線で優出。地力の高さを発揮してGPに駒を進めてきた。

 過去5回のGPではすべて優勝戦に進出。「ベスト6で出場できていたのが大きい。最終日前日まで“脱落”しませんからね。それが一番のアドバンテージですよ」。今回は4年ぶりにトライアル1stから出場。例年のアドバンテージはないが「GPはとにかく1回、取らないと話にならないですからね」と最高峰のタイトル戴冠に向けて突き進むだけだ。

【GP11位=桐生順平(32)埼玉・100期】「周りの見る目が変わるだけで、グランプリを勝つ前も勝った後も自分は何も変わっていない」

 艇界の頂点に立った、あの日から1年――。雪国育ちの頑固者はブレることなく己を貫き、最高峰の舞台に帰ってきた。

 ただし、GPまでの道程は変化した。SG初戦の児島クラシックを制し勢いそのままに栄冠をつかんだ昨年とは違い、今年は徳山グラチャン(3)着と蒲郡GⅠ62周年Vが主な実績。賞金ランクも3位→11位でトライアル1stからのスタートとなる。「大きいところで勝てていないしパーセンテージで言うと50%ぐらい」と自己採点は辛めだが、「その中でも、それなりにはやってこれた」とGP王者の名に恥じない航跡を残した自負はある。

「今年ももちろんグランプリで勝つことを目指して走ってきた。何も変えず、自分のやれることをやるだけです」

 気負うことなく、いつもと変わらぬ自然体で連覇への道を切り開く。

【QC9位=寺田千恵(49)岡山・65期】第1回大会からただ一人の“皆勤賞”。だが「1月F休み、2月体調不良、7月は豪雨もあり、2か月半は休んだと思う。前々期も(A1級の出場)回数ぎりぎりで、勝率も取れてなかった」と振り返るように、今年はもっとも出場権獲得に苦しんだ。

 それもあって「クイーンズは年間の目標。レディースチャンピオンの2着が大きかったかな。今年は乗れたのがラッキーだから、勝てたらラッキーと思って気楽にいきます。平和島も正直、あまり得意ではないですしね」と、過去最高にリラックスして決戦に臨むという。

「2日目までは胃が痛くて、でも3日目からは一緒だなと思って。この年で胃が痛くなることがあるのは幸せだと思っています。私が頑張れるのは道中頑張ること。引いたエンジンを繊細に俊敏に、固定観念は捨てて、ペラは柔軟に対応しないと」と、すでに戦いのイメージは固まっている。“7度目の正直”を起こしても不思議ではない。