【住之江グランプリ&平和島クイーンズC】選手紹介=菊地孝平、太田和美、松本晶恵

2018年12月08日 10時00分

【SGグランプリ&GIクイーンズC:カウントダウンコラム(4)選手紹介】

【GP16位=菊地孝平(40)静岡・82期】16位でのグランプリ出場を「12人制なら出られなかったわけだし、オマケみたいなもの」と気楽に構える。そして、気楽だからこそ「ペラも思い切って試せるし、(レースでも)思い切って勝負できる」とオマケの効用を説く。

 もちろん、本人が16位という順位に納得しているわけではない。今年の優勝0回を「爆発力がなくて勝ち切れていない」と反省しつつ「優勝0回でグランプリに出場できたんだから」と手応えも感じている。

 それは今年の目標として掲げた「準優に乗り続ける」を実践できたことによる。Vなしでも中身の濃い1年を過ごしてきたが「10月ぐらいから調整に迷っている」と課題も告白した。

 ただ「ある程度、いい失敗を繰り返している。いい失敗は成功につながるんで」とニヤリ。

「1年前からターンの質、ペラ調整、整備を見直している」という発展途上人は“最強のオマケ”として台風の目になりそうだ。

【GP15位=太田和美(45)大阪・69期】18年前期(1~6月)はA2のため上半期は一般戦が主戦場。記念戦より出走回数が多いこともあって「ペラをいろいろテストできた」と逆境を自らの力に変えた。

 そして今年は少ないチャンスを確実にモノにした。3月の三国GⅡMB大賞でV。「今年はGPシリーズに行けたらいいなぐらいに思っていたけど、賞金ランクが20番台でいられたからね」と三国で勝ったことでモチベーションもアップ。

 A1復帰した7月以降もコンスタントに賞金を上積み。11月の徳山65周年は予選トップではなかったが他艇のミスで回ってきた優勝戦1号艇をきっちり生かしてVと勝負強さを見せつけた。

 今回はF休み明けとなるが「30年ぐらい走っているから不安はない」とキッパリ。グランプリ出場選手18人中10人が登録番号4000番台と新陳代謝が進みつつあるボート界だが、したたかなベテランの存在が大一番を盛り上げる。

【QC11位=松本晶恵(31)群馬・98期】今年は2節目の下関Vで好スタートを切ると、5月には尼崎オールスターで自身初となるSG予選突破を果たし、一見、順風満帆に見えたが、彼女の胸中は違っていた。「一昨年のクイーンズクライマックス優勝後は昨年、今年とあまり調子は良くなかった。気負ったり、プレッシャーもあったのかも…」と苦悩していた。

 この状況を打破するため「これまではレース直前までペラ調整などバタバタしていたけど時間に余裕を持つように意識して“自分は自分”とマイペースでやろう」と肩の力を抜いた。すると8月の桐生お盆開催では山崎智也、毒島誠ら地元男子強豪相手に見事に優勝。軌道修正に成功した。

 迎える今大会は2年前にティアラを戴冠した平和島が舞台。「ウイニングランで多くのファンが自分のためだけに、たくさんの声援をくれて本当に感激した。またあの感動を味わいたい」と女王の座の奪還に燃えている。

※次回掲載はGP14位・浜野谷憲吾、GP13位・赤岩善生、QC10位・竹井奈美