【住之江グランプリ&平和島クイーンズC】水面&エンジン

2018年12月06日 10時00分

【SGグランプリ&GIクイーンズC:カウントダウンコラム(2)】GP&クイーンズCの開幕まで13回連続でお届けする「カウントダウンコラム」の第2弾は、それぞれの舞台となる住之江&平和島の水面特徴、ならびにエンジン相場を分析していく。

★住之江グランプリ

【住之江エンジン】圧倒的ポテンシャルを発揮しているのが11号機だ。16節中優出7回。Vは11月末の一般戦・東本勝利だけだが出足、行き足、伸びのすべてが常に上位レベル。

 ただ10月GⅠ高松宮記念で森高一真が「足はいいが乗りにくい」とこぼしていたように力を持て余す懸念もある。

 パワーでは11号機に一歩及ばないが全機中、最多の9優出(2V)と安定感抜群なのが60号機。出足寄りでバランスが取れ本番で好パフォーマンスを見せる。スピードのある選手が乗れば11号機をも圧倒する。

 この2機に続くのが伸び中心に力強い87号機、GⅠ高松宮記念で浜野谷憲吾がVした24号機だ。

【住之江水面】水質は淡水で硬く、護岸との距離が近いので波も消えにくい。2Mはスタート時にできた波が戻ってくるのでボートが暴れるシーンを目にする。また冬場は時折、強い追い風が出てスタンドの切れ目からビル風が流れ込み、レースに影響を及ぼすこともある。そのためか2Mでの逆転劇が多い。

 水面は狭く、1Mをそれほどスタンド側に振っていないため、イン艇が懐を取って回れ、圧倒的にイン有利。それもSGともなればさらに威力を増す。ちなみに昨年のグランプリ6日間72個レース中、1コースの1着は51回、勝率70・8%もあり、イン“絶対有利”と言える水面だ。

 難しいのは2コース。Sを行ってもイン艇が伸び返すし、落として差しに回ると3コースの握りマイにやられるケースが見受けられる。

★平和島クイーンズC

【平和島水面】最大の特徴はインコース勝率の低さだ。1Mがスタンド側に振られて狭くなっていることから、イン艇は少しでもSで遅れると「まくり」や「差し」の餌食となる。またバックでの斜行が禁止されているため、逃げても後続を“閉める”ことができず、2Mで逆転される「抜き」も多い。その一方でセンター、アウト筋のダッシュ枠からの「まくり」「まくり差し」が決まりやすく、中でも6コースの勝率は全国トップだ。

 夏場はホーム追い風傾向だが、冬場は基本、向かい風基調。特に風速が5メートルを超えると逃げは厳しくなり、センター、アウトからの「まくり」が決まりやすくなる。ただ、周辺をビルに囲まれているため風向きがコロコロ変わるのも特徴。細心の注意を払いたい。

【平和島エンジン】13節使用して4優出3Vの10号機が現状のエース機だ。特に10月に武重雄介、大上卓人で2節連続Vを飾った際には圧倒的なパワーを発揮し、ともに準パーフェクト。その次節は予選敗退となったが、行き足~伸びは間違いなく節一級。

 爆発力では10号機に劣るが、安定感では56号機が一番。ダントツの7優出(2V)を誇るように、常に中堅上位級に仕上がるのが特徴だ。11月一般戦では山口達也が強力なレース足を発揮して道中の逆転劇でVを飾った。

 2連率トップの53号機は2優出0Vと成績こそ目立たないが、バランス型で穴のないタイプ。温水パイプが付いた11月8日以降もその傾向は変わらず、3節前には長岡良也が準V。他では10月以降で2優出と勢いのある62号機、強力な伸びが武器の29号機に注目だ。