【ボートレース若松・GI開設66周年記念 全日本覇者決定戦(11月1日開幕)エンジン&水面】

<エンジン>当地のエンジンは昨年12月から使用され、すでに10か月以上が経過。これまでエース機として大きな崩れがなく引っ張ってきたのが36号と16号だ。ただ、近況はこの2機を上回るハイパワーを見せている上昇機も多数、存在する。

 その筆頭格が54号だ。7月のSGオーシャンカップで毒島誠が駆り、準優勝戦前にキャリアボデー交換の大整備が大当たり。優勝戦でも2コースからまくってSG3勝目をもたらした。これ以降も行き足、中間足が抜群で、調整が合えば節一クラスに仕上がる。

“伸び”に関しては52号がエースと言っても過言ではない。それまで機率は20%台の低調機だったが、6月の中間整備以降、気配が一変。伸び足に関しては他を寄せ付けず、ダッシュ戦からなら、その勢いは増す。

 9号も遜色ない伸びを誇る。オーシャンカップでは土屋智則が前検から好展示タイムを連発し、初のSG優出を達成(3着)した。その後も伸びは上位級の噴きを見せている。

 この他では49、50、32、26に48号あたりにも注目したい。

<水面>当地は洞海湾の最深部に位置し、2M側で直結しており、水質は海水で干満差もある。今年1月1日から前節が終了した10月22日までの統計によると、インコースの1着率は57・0%にも上る。これは全国平均を上回る数字で、S巧者が揃う記念戦においてはその信頼度もさらに高まってくるはずだ。

 さらにインコースの3連対率ともなると、84・1%という高い数字となる。基本的にインを無視した舟券作戦はオススメできないが、追い風、向かい風にかかわらず、風速5メートル以上の風が吹いたときは話が別だ。インの信頼度がガクンと落ちる傾向にある。穴党は風速を要チェックだ。