【蒲郡ボートSGダービー】開幕前に知っておきたいエンジン&水面

2018年10月22日 11時00分

【蒲郡ボート・SG「第65回ダービー」=カウントダウンコラム(4)】

<エンジン>5月2日から使用開始され半年が経過。相場は固まっている。エース格として毎節、節一級のパワーを誇っているのが17号機だ。レース使用前の航走試験の時点で一番時計をマーク。初下ろしから前評判が高く伸びは強力だった。

 8月のお盆シリーズで乗った矢橋成介は「これを引いた選手はダービーでも優出は外さないでしょう。SGクラスになるとある程度の出足をつけるのはそんなに難しくないけど、伸びはそう簡単にはつきませんから」と絶賛していた。17号機がダービー王を生む可能性は高いとみている。

 17の次は上位拮抗。2連対率順で見ると67、19、68、40、72、59、33が好素性だ。前々節V(長嶋万記)の40は出足系統が自慢の快速機。また、機率の上で30%台と目立たないが数字以上のポテンシャルを秘めるのが22、56、73、46、65、34。この6機も要注目だ。

 特徴が色濃く出ているのが35の強烈なピット離れだ。前節の木村仁紀がペラをピット離れ仕様に仕上げ、枠番不問でインコースを取り切って3連勝を飾った。久々に“スーパーピット離れ”と表現できるほどのインパクトがあっただけに、内寄り志向の選手が手にすれば、面白いかも…。

<水面>1マークから対岸までの距離が156・7メートル、これは全国24場で最も長く“日本一”を誇っている。広大な水面とあってスピード感あふれる全速ターンを駆使したコーナー戦が見どころとなる。

 秋口のこの季節に風が強くなることは少ない。日中に多少吹いても、ナイター照明がともるころには風も弱まり、静水面での戦いになることが多い。4年前に新スタンドに改修されてからも、以前と変わらず比較的風の影響は受けづらい水面だ。

 基本的にはインコースが強く、各コースごとの決まり手は“全国平均”と言ってもいいだろう。今年1月1日~10月18日までの1コース1着率は54・0%で全国で13番目となっている。

 4カドからスリットで半艇身ほどのぞいても、スロー勢に伸び返されて攻め切れず、といったシーンもよく見られる。まくり隊形から素早くまくり差しにシフトできる、俊敏性のあるタイプが狙い目となりそうだ。

【地元勢のVなるか】今大会には地元・愛知支部から池田浩二、赤岩善生、平本真之、磯部誠、岩瀬裕亮の5人が出場する。

 ちなみに石川真二は現在、福岡支部だが12年までは愛知支部に所属していた。この中で蒲郡での優勝、優出、1着の回数すべてで1位なのが赤岩だ。優勝は23回で2位タイに池田と石川(10回)と続くが、群を抜く成績だ。1着回数も336で2位の池田が219。こちらも117もの差をつける。

 となるとがぜん、赤岩に期待がかかるが、気になるデータもある。過去、当地では21回のSGが開催されたが、そのうち地元選手が優勝したのは鈴木幸夫(1992年・第27回クラシック)の1回だけ。昨年はグラチャンが行われ山崎智也が優勝と遠征勢が強力だが、地の利を生かし意地を見せてもらいたい。