【蒲郡ボートSGダービー】岩瀬裕亮 歯車狂った逸材が素質開花

2018年10月19日 11時41分

【蒲郡ボート・SG「第65回ダービー」=カウントダウンコラム(2)】2018年のSG第6弾「第65回ダービー」が23日、愛知県・ボートレース蒲郡で開幕する。本紙恒例のカウントダウン企画は「“ガマ”なら俺たちの出番だ!!」と題し、地元SGに乗り込む愛知支部の選手を直撃した! 第2回は岩瀬裕亮(30=愛知・106期)。

 2010年5月のデビューで12年後期にはA1に昇格。翌13年には最優秀新人のタイトルを獲得するなど、将来を嘱望される存在だった。だが、「期待されているのは分かっていたし、その期待に応えようと何か特殊なことをやってやろうとか無理をして、逆に失敗することが続いた」とプレッシャーに押し潰され、冷静さを欠いて、結果が出せない時期が続いた。

 そんな中、14年に若松メモリアルでSG初出場をするが「正直、自分の実力が伴って出られた大会とは思ってなかったので、出させてもらった感じがあった」というように1着は一つも取れず、実力不足を露呈した。

 それから2年間はSG舞台から遠ざかり、淡々とレースをする日々が続いたが、それもいい経験になった。

「無駄な事故をして勝負できなかったり、もう少し考えてレースをしていれば良かったところで、気持ちの乱れで着を落としたり、前を追うばかりで着順をキープできなかったり…。いろいろと経験を積み重ねるうちに、やっと気づけた」と振り返った。

 そこからの岩瀬は違った。勝率もグングン上げて18年後期勝率はキャリアハイの7・53。SG出場は通算4回、ダービーは初出場となるが「一走一走の積み重ねでここまできた。ダービーは初出場だけど(これまでも)出られる実力はあるな、とは思っていた。ただ、それを自分で潰していて…。今は自分の力をしっかり引き出せるようになってきたかな」と自信をみなぎらせている。

 さらに「SGもやっぱり出続けないとチャンスは巡ってこない。一発でいいモーターを引いてバンといけたら最高なんですけど、実際そうもいかないし。とりあえずSGに出ないことには始まらない。常に出続けてチャンスを生かせる状態に持っていきたい」と高い意識を持つようになった。

 さあ、いよいよ地元・蒲郡のSGだ。

「最近は以前ほど走っていないけど、水面的にはずっと走らせてもらっていたし嫌いではないですね。SGでまだ予選突破してないので、あまり高望みはせずに、まずは予選突破が目標です。そこから優勝争いに加わっていけたらな、とは思います」

 いささか遠回りもしたが、そろそろその潜在能力を“全開”させる時が来たようだ。

 今大会での岩瀬の走りは必見だ!

☆いわせ・ゆうすけ=1988年6月11日生まれ。愛知支部の106期生。2010年5月蒲郡でデビュー。同年6月戸田タイトル戦で初勝利。13年10月児島ルーキー戦で初V。GⅠは14年3月とこなめ60周年記念で初優出も優勝はない。SGは14年8月若松メモリアルで初出場、優出はない。通算9V。同期には谷川祐一、森野正弘、荒井翔伍、今井美亜ら。身長163センチ。血液型=A。