【浜名湖ボート・プレミアムGI「ヤングダービー」】北野輝季 持ち味のスタート勝負でファンを魅了

2018年09月16日 11時00分

【浜名湖ボート・プレミアムGI「ヤングダービー」(19日開幕)カウントダウンコラム3】次代の艇界を担う若手の最高峰の戦いとなるボートレース浜名湖のプレミアムGⅠ「ヤングダービー」は開幕まであと3日と迫った。今年がラスト出場となるレーサーにスポットライトを当てた直前連載「“卒業生”たちの決意!」。最後に登場するのは北野輝季(29=愛知・101期)だ。愛知でも個性派揃いの故上島久男門下の一員でもあり、S勝負にはこだわりがある。

 最後だからと“卒業”を強く意識する選手もいれば、プレミアムGⅠでも特に気負わず平常心で臨む選手もいる。2年連続で予選突破を果たしている北野は後者。時に笑みを浮かべながら淡々とこう語る。

「ヤングダービーだから頑張ってやろうなんて気持ちは特にないですね。ここ2年はとこなめ、蒲郡と地元が続いたからいつもよりいいところを見せたいという思いはあったけど…(笑い)。普段と同じ気持ちで行くつもりです」

 リスクを恐れずS勝負に特にこだわりを持っていた師匠・上島氏の教えは今でも守っている。

「とにかくレースを楽しめ、と言われ続けてきましたからね。デビューしてからずっと稼げなくてなかなかその余裕もなかった。でも楽しめるようになってA1にも上がれたし、今でもその気持ちで毎節臨んでいます。仕事でも何でも楽しむことはいいことですからね(笑い)」

 173センチの長身から繰り出すS攻勢は迫力十分。「やっぱり僕の舟券を買ってくれるお客さんはSに期待してもらってると思うので、そこは常に意識しています。今回は地元ではないけど、同じ東海地区ですから。何としてでも準優には乗れるように納得のレースをするつもりです」

 舞台となる浜名湖は今年6月に出場し収穫もあった。優出こそならなかったが、節間3勝をマーク。「ノーハンマーで自分の好きな仕上がりで走れたので、その時に合わせた感覚で今回も臨みたい。毎年、秋は体感が合ってくるし、マイナスイメージはないですね。出るからにはひとつの節として狙っていきますよ。ヤングには見えないオッサンかもしれないけど、しっかりSを行って楽しんできますよ」

 自分の持ち味とファンの期待がどこにあるのか――。そこは、しっかりと自覚している。

※次回(火曜)掲載は浜名湖の水面状況とエンジン相場

☆きたの・てるき=1989年2月28日生まれ。愛知支部の101期生。2007年11月のとこなめでデビュー。同年12月の桐生で水神祭を飾った。初優勝は10年8月のとこなめで達成。101期同期には篠崎仁志、片岡雅裕、後藤翔之、守屋美穂らがいる。身長173センチ。血液型=AB。