【浜名湖ボート・プレミアムGI「ヤングダービー」】山田祐也 浜名湖は実績=結果を残す絶好の舞台

2018年09月15日 11時00分

【浜名湖ボート・プレミアムGI「ヤングダービー」(19日開幕)カウントダウンコラム2】19日に開幕する浜名湖プレミアムGI「第5回ヤングダービー」の直前カウントダウン連載は今大会がラストチャンスとなるメンバーをピックアップした「“卒業生”たちの決意!」――。第2弾は徳島支部のホープ・山田祐也(29=徳島・112期)だ。

 陸上競技のケンブリッジ飛鳥に似た男前。ただし、こちらは水上の韋駄天だ。上場企業を辞めて勝負の世界に飛び込むほどだから胸の内には熱い闘志を秘める。

 現在、師弟制度がない徳島支部で山田が最も影響を受けたのがSG・3Vを誇る徳島のエース・田村隆信だ。「レースに関して、それにメンタルのコントロールの仕方について、すごく参考になります」という。

 裏を返せば田村が熱心に指導するのも、レーサーとしての山田の素質を見抜いているからだろう。デビュー7期目でA級勝率を叩き出し、初優勝から2年足らずで6V。数字にも能力の高さが表れているが、本人は不満でいっぱいだという。

「年の初め、期の初めに目標を立てるんですが、それが全然、クリアできていない。自分はこの世界で通用しないんじゃないかと、嫌になることがあります」

 確かにGⅠは過去6回出場して予選突破はなし。レースも激しければ仕上げのスピードも一般戦とは違うだけに弱気になる気持ちもわかる。それでもGⅠ初出場の2017年、鳴門・四国地区選手権では3勝と爪痕は残しており、全く歯が立たないわけではない。

「たぶん、勝ち上がりのイメージがないのが原因だと思うんです。一般戦で優勝戦に乗るようになっても、なかなか勝てず、自分は優勝できないんじゃないかと思った時期もありました。それが1回優勝するとレース運びも気持ちの持ち方も、優勝への流れがつかめるようになりました。だから、まずは実績(結果)を残して、それを体と頭で覚えないと…」。支部の先輩・田村の薫陶を受けた山田が浜名湖で目指すもの。それが実績=結果を残すことなのだ。

 この課題クリアに浜名湖は絶好の舞台となりそうだ。なにしろ、浜名湖では過去2V。「乗りにくかった記憶がないし、いいイメージしかありません」という得意水面。武器の一つであるスタートも「デビュー時よりは質の高いSが決められるようになっています」と自信がチラリ。GⅠ優出常連への、そしてタイトルホルダーへの道は、ここから始まる予感がしてならない。

☆やまだ・ゆうや=1989年7月6日生まれ。徳島支部の112期生。2013年5月の鳴門でデビュー。16年12月の平和島一般戦で初優勝したのを皮切りに通算6Vをマーク。昨年、今年とSGメモリアルに2年連続出場した。同期には山崎郡、松尾充、小池礼乃、石丸海渡、竹田和哉ら。血液型=A。

【最年長V】ヤングダービーの最年長優勝は昨年の中田竜太で29歳5か月。記録更新の可能性があるのは松尾充、松尾拓、佐藤翼(30歳0か月)、小野生奈、武富智亮(29歳11か月)、秋元哲、水野望美(29歳10か月)、三川昂暁(29歳9か月)、北野輝季(29歳6か月)の9人。なお新鋭王座決定戦の最年長優勝は1990年の山崎昭生で30歳2か月。

【最年少V】新鋭王座決定戦、ヤングダービーの最年少優勝は原田幸哉の24歳3か月。仲谷颯仁、松山将吾(24歳1か月)、野中一平(23歳11か月)、関浩哉(23歳10か月)、羽野直也(23歳5か月)、大山千広(22歳7か月)の6人に記録更新のチャンスがある。

【デビュー最速V】選手登録7期目の大山千広が優勝すれば2003年の新鋭王座決定戦を制した田村隆信に並ぶ最速タイ記録となる。