【ボートレースびわこ「GⅠびわこ大賞 開設66周年記念」(12日開幕)】ボートレースびわこの大一番、「GⅠびわこ大賞 開設66周年記念」がいよいよ12日に開幕する。腕に覚えのある52人の戦士が、日本一の標高を誇るびわこ水面に集結。6日間の激闘を繰り広げる。シリーズの中心となるのは初日12R「ドリーム1st」、2日目「ドリーム2nd」に出場予定の12人。峰竜太、白井英治らおなじみのビッグネームに守田俊介、馬場貴也の地元勢が敢然と挑む。また、昨年からメキメキと頭角を現してきた中田竜太や復活を期す深谷知博らのレースぶりにも要注目だ。

【初日12R「ドリーム1st」展望】

1号艇【峰竜太】ドリーム1号艇がすっかり板についた。8月のまるがめSG「メモリアル」は準優敗退も、直前の多摩川64周年Vと要所ではきっちり結果を出す。びわこは16年8月の一般戦で優勝と水面も問題なし。スランプ知らずの快速レーサーがVへ一直線だ。

2号艇【太田和美】F禍によるA2落ちからジワリ復調。69期生とSG、記念戦線では古参となるが、攻めの激しさにもハンドルの切れにも衰えはない。GⅠ優勝歴のあるびわこで熟練のレース運びを見せつける。

3号艇【守田俊介】地元エースもお盆レースで妨害失格をしてからリズムが下降中。まるがめ「メモリアル」では快速機が最後まで仕上がらず、多摩川周年では途中帰郷と負の連鎖に巻き込まれた。ここは心機一転、底力を発揮して面目躍如のシリーズにしたい。

4号艇【長田頼宗】地力をつけた今では東京のエース格。江戸川や平和島といった癖のある水面は走り慣れており、びわこでも今年5月のGⅡ「MB大賞」を優勝した。今回も水面が荒れるようなら躍動必至。

5号艇【赤岩善生】エンジンを扱わせれば天下一品。どんな凡機でも赤岩の手にかかればたちどころに息を吹き返す。気象条件の変化も望むところで、他選手が調整に四苦八苦する中、ピタリと回転を合わせてくる。今回も自慢のパワー殺法に注目を。

6号艇【茅原悠紀】選手全員が百点満点の仕上がりでレースをしたら茅原が一番強いのではないか。そう思わせるほどターンにすごみがある。勢い余ってのFや転覆も目立つが、圧巻のコーナー戦は一見の価値ありだ。