日本モーターボート競走会は31日、グレードレース2大会を新設、2019年度から実施することを発表した。潮田政明会長は「今年度も5か月を経過した時点で前年比7・5%増と売り上げを伸ばしていますが、さらなる話題性の提供でファンの広域化や売り上げ拡大を図るためグレードレースを新設することになりました」と経緯を説明した。2大会は次の通り。

【プレミアムGⅠ・ボートレースバトルチャンピオントーナメント競走】初のトーナメント方式によるグレードレース。当該年11月までの7つのSG及び3つのプレミアムGⅠ優勝者をはじめ、その年に活躍した48人が集結。初日・1回戦→2日目・準々決勝戦→3日目・準決勝戦→最終日・決勝戦と4日間制。各レース上位3着までが次のステージに進む勝ち上がり方式で、開催時期はSGチャレンジカップ終了後の11月下旬から12月上旬ごろを予定している。

【GII・全国ボートレース甲子園競走】各都道府県の出身レーサーが“代表選手”として出場する「ボート界の甲子園大会」が実現! 代表47選手と開催場推薦の5選手の計52人が6日間にわたって熱戦を繰り広げる。

 各都道府県ごとに1年間(5月1日〜翌年4月30日)の勝率上位者5人の中から競走会が代表1人(B1級以上)を選出。該当者がいない都道府県がある場合は、その都道府県が属する地区内の勝率上位者を選ぶ。優勝者は翌年3月のSGクラシックの出場権が与えられる。開催時期は7月を予定。