【ボートレース】津&下関GIII「イースタン&ウエスタンヤング」水面と注目エンジン

2018年06月05日 16時00分

 9月のプレミアムGⅠヤングダービー(浜名湖)の最終TR・GⅢ「イースタン&ウエスタンヤング」が28日から津と下関の両レース場で同時開催される。本紙はそれに合わせて今日から毎週月曜、4回連続で直前情報をお届けする。第1回はそれぞれの開催場の水面&エンジンを解説。

<津GIIIイースタンヤング>


【津・水面】伊勢湾の西岸に位置する当場は、海沿いに位置しているものの、外海とは隔てられている人工のプールとなっている。海に近い分、多少塩分もあるが、基本的には淡水だ。広大な水面も特徴のひとつ。その水質と相まって、日本一の高速水面となっている。

 特にルーキー世代の戦いともなれば迫力ある全速ターンの応酬が期待できる。また、ピットから2Mまでの距離も150メートルと長く、ピット離れに差が出やすい。特に現行エンジンはその傾向が顕著になっており、S展示のピットアウトから注目しておきたいところだ。

 イン勝率は1Mの振り幅が比較的緩いこともあって24場でも高い方だ。直近3か月では1着率が60%を超えている。最近の若手はSが早い選手が多く、今年2月のルーキー戦でも72R中39Rでイン逃げが決まっている。

 ただ、この時期は風が不安定になりやすく、冬場の西風(ホーム向かい風)のような安定板がつくほどの荒れ方ではないものの、一日のうちでも時間帯によって追い風と向かい風が変わることも多く、選手にとってはS度胸が試される。

【津・エンジン】現行機は昨年10月のGⅠ・65周年記念から使用。また先月13日からの「ビクトリーC」から温水パイプを外したが、おおむね相場は固まっている。

 中でもエースと言えるのは唯一、2連対率50%を超える52号機。前節、向所浩二が「伸びもいいが全部揃って、ホンマ出てる」と絶賛して圧勝。またこの機は今大会に出場する松尾拓がすでに2回乗っており、2度目の2月ルーキー戦で優勝。初回時の新春戦も悪くなかったが、その経験を生かして初日の段階からトップクラスの仕上がりになっており、松尾がまたもや引き当てるようならV濃厚だろう。

 もう一つ注目したいのが2連対率44・9%の44号機だ。前節の岩永雅人が優出2着だったが「生涯一番と言える。メチャメチャ出てます」と豪語したほどの逸品だ。特にストレートが強烈でその点でもルーキーシリーズにはもってこいの機だ。他はおおむね機率通りの動きだが、上位でも過信できないのは24、61、50。逆に数字の低い中で近況動いているのが41、55の2機だ。

<下関GIIIウエスタンヤング>

【下関・水面】インコースの1着率(過去1年間=59%)は全国レベルで見ても高めと言えるだろう。昨年4月からナイター開催がスタートとなったが、地元選手から水面の印象は「特に大きな変化はない」との声が多かった。

 とはいえ、同じ地元選手でも、某ベテラン選手は「完全に暗くなればまだいいけど、夕方からの暗くなり始めの時間帯は波が見えづらい」とボヤくことも少なくない。日が落ちかけた薄暮状態でナイター照明が点灯している状況では、波巧者や思い切りのいい選手が有利となりそう。

 ただし、水面自体は海水のため「柔らかくて乗りやすい」と他県の選手からも好評だ。しかしSに関しては難所でもあり「Sが届きにくいので突っ込まないといけないし、突っ込みすぎるとFしてしまう」ことも多々。風向きは安定せず、スタート展示と本番レースでSの届き方が全然違うと頭を抱える選手も。S勘の面では、当地参戦回数の多い地元勢が有利といえそうだ。

【下関・エンジン】現エンジンは2月24日に初下ろし。ここまで9節に使用した。まだ「エース機」と言える絶対的なエンジンはないが18号機、26号機、40号機がトップ3と言えそう。

 2連対率では目立たない「18」だが、近況のインパクトはナンバーワンだ。前回5月11日からの5日間シリーズで吉永則雄がV。出足、伸びと全体に強力で節一の動きだった。それ以前にさかのぼっても山下流心、原田正己と伸びを中心にハイパワーを発揮していた。

「26」は初下ろしで大外のスペシャリスト阿波勝哉が伸び型に仕上げた快速機。続く女子・中川りな、山本英志と阿波仕様のままで伸びを中心に良かったが、4月24日からの節で篠崎仁志がチルトを下げ出足型にシフト。篠崎はその節、準パーフェクトVを飾った。続く海野ゆかりも最終的には伸びも良く強烈な舟足を披露。混合戦ながら優出(3)着の活躍を後押しした。

「40」も初下ろしから伸びが目立った優良機。前出の篠崎が「自分のよりもあの時に古賀(勝則)さんが乗っていたのが良かった」と話したのがこの40号機だ。古賀に続いて乗った地元の上村慎太郎も強力パワーを武器に中間着を量産した。

 そのほか、三角哲男が大評判の伸び足だった11号機や、大熊辰弥が伸び良好だった15号機。GW戦を海野康志郎が制した31号機や39号機も出足がいい。前節の男女W優勝戦で高田ひかるが初Vを挙げた61号機は、古田祐貴が新ペラになってから評価が右肩上がり。こちらも注目機の一つだ。