【尼崎ボートSGオールスター】行き足から伸び◎の5号、全体のバランスいい17号

2018年05月21日 14時00分

エンジン2連率ベスト20

【尼崎ボートSGオールスター:カウントダウンコラム(4)】

★エンジン=現行エンジンは4月13日から使用されたばかりで今節が5節目。使用回数も各機2~4節と少なく、パワー相場はまだまだ流動的だ。

 その中で注目したいのは、5号機と17号機だ。新エンジン導入2節目となる4月26日からのGW戦には吉川元浩、魚谷智之ら地元の主力が出場。5号機は2連率上位20機のランクには入っていないが、吉川が使用し仕上げて優勝した。行き足から伸びが良く、スリット付近でも優勢だった。17号機は魚谷が乗って優出。前節も地元A1の和田兼輔と組んで優出した。出足、回り足をはじめ、どの足も上々で全体的にバランスが取れている。実戦向きという印象だ。ともに水面を熟知した地元2強が調整して結果を出しているだけに、信頼できる。

 この2機に迫るのが2連率トップ(70%)の4号機だ。1節目に小坂尚哉(A1)が乗ってV。その後は松下直也(B1)、岡田憲行(A1)が使用し、ともに準優に駒を進めている。特徴は伸び型だが手前の足も徐々に良くなっており、全体的にバランスが取れた舟足となっている。使用3節で5、6着はゼロ、4着も3回のみと安定した着取りだ。

 2連率8位(51%)の11号機は「将来性」が期待できる。使用3節で、まだA1級は乗っていないものの3節すべてで準優に進出。前回の高野心吾(B1)は優出し「A1の人が乗ったら着を並べるエンジンですよ」と証言した。トップレーサーの手によって“変身”する可能性は十分だ。

 パンチ力なら7号機だ。使用3節で優出はないが、初下ろしから抜群の伸びは評判になっている。また、使用2節で2優出としっかり結果を出している32号機も注目だ。

★水面=「センタープール」という愛称もある尼崎だが傾向はイン有利だ。まず全国で唯一、1Mをスタンド側に振っていないため、インコースの選手は余裕を持って1Mを回ることができる。さらに年間を通じて穏やかな向かい風の日が多く、イン逃げが決まりやすいコンディションとなっている。

 特に春から夏にかけては水面が穏やかな日が多く、1コースの勝率がアップする。1コースの1着率は昨年4~6月=59%、7~9月=58%、10~12月=56%、今年1~3月=55%。今大会が行われる5月下旬は、よりイン有利の傾向だ。

 ただ、一日の中で午前中は向かい風でも午後は横風、追い風と風向きが大きく変化することがある。追い風、横風が強くなると1コースの選手が1Mのターンで流れやすくなり、2コースの差しやセンター勢のまくり差しが決まるケースもある。レースごとに風向きのチェックは欠かせない。

 淡水で水質は硬め。その水面の硬さに「とにかく乗りづらい」「調整が難しい」と苦手にする選手が多い。水面相性も重要な要素になりそうだ。