伊勢崎オートの「第44回東京スポーツ杯」は5日の最終日、優勝戦が行われ、青山周平(37=伊勢崎)がさばいて制し、今年8回目のVを決めた。通算では77回目の優勝。

「(準決が)全然止まらなかったし、レース前は不安が大きかった」と言う。だが、試走は一番時計の3・28秒。レースも序盤は外を回る展開で前を抜き、すぐさま内に進路を切り換え、3周3コーナーで先頭を奪う素早い攻め。その後は、後続を突き放す快勝劇だった。

「外を回っても思ったより人がきていなかったし、悪くないのかなと。調整して止まりは出た気がする。タイヤもよく跳ねがなく走れた。今節の中で一番良かった」といい仕上がりだった。

 次戦は10日開幕の当地SG・オートレースグランプリ。「いい形で終えられて良かった。この優勝を弾みにしたい」と話す。「エンジンも今回整備したけど、もう少し煮詰めたい。可能性は秘めていると思う」と、ポテンシャルはありそう。大一番ではさらなる機力アップでV奪取を目指すつもりだ。