山陽オートの小林啓二杯GⅡ「第3回山陽王座チャレンジカップ」が14日、開幕する。デイ開催の5日間シリーズ。負傷欠場していた岩崎亮一(46=山陽)、前田淳(45=山陽)が戦列に復帰して地元・山陽S級8選手が久しぶりに揃い踏みだ。

 外来主力は鈴木圭一郎(27=浜松)、永井大介(45=川口)、伊藤信夫(49=浜松)、久門徹(46=飯塚)のSGウイナー。川口・平田雅崇(41=川口)は4月のGⅠ令和グランドチャンピオンカップに続き山陽グレード戦連続Ⅴを目指す。

 鈴木圭は前検から好気配。「前回地元の動きは良かった。今回は山陽で実績のあるクランクに交換してシリンダー、ピストン、ヘッドの消耗部品も交換。このクランクは雨も晴れも良かった。タイヤも問題ない。スタートも悪くない」と、地元前節3連勝パーフェクトⅤの勢いに乗って、前検日から仕上げに余念がなかった。

 永井も「前回の3日目から方向性を変えて良くなった。優勝戦は序盤の展開。2番手に立ってタイヤがもたなかった。状態はいいと思う」と機には不安ない様子。

 好ムード漂わせる外来勢に対し、初日メインの12R選抜予選で最高ハン最アウトを配されたのは地元の丹村飛竜(37=山陽)だ。こちらは今大会から競走車を乗り換えて臨む。「車の向きも変わらないしレースができないような状態だったので、乗り換えた。前検に(エンジンを)かけた感じは違和感なく悪い感じはしなかった」と気配はまずまずで、初日どう発進してくるか注目される。