3日、川口オートのGI「第46回キューポラ杯」の最終日4Rで梅内幹雄(56=川口)が1着、これが通算700勝となった。5月10日に挙げた699勝から21走目と〝難産〟だった。

「リーチがかかってから調子が下降して…。今回も消音(マフラー)に合わない感じだった。今も試走タイム(3・41秒)が出なかったから、スタートは行かないと、と思った。レースは吉原(恭佑)にやられたけど、自分の方が強めだった。取れるところで取らないと取れなくなる、と思って最後入った」

 一度は道中で吉原に抜かれたものの、最終周で抜き返した。川口オート施設改修前最後のレースとあって「最後で決められて良かった」と安堵の表情を見せた。

 ただ、ここは通過点。「すごい選手と比べると全然大したことない数字。大きなことは言わず1個ずつ積み上げていければ」と1走1走、集中して走ることを誓った。