オートレーサーの森且行(48=川口、25期)が13日、前日に続き川口オートレース場で走行練習を行った。

 朝の練習では3回走路に登場。また8R発売中、夕方と精力的に乗り込んだ。練習を終えて「痛いね。筋肉痛はないけど左足がうまく出ない」と話す。

「回っている時は問題ないけど足を上げる時がきつい。立ち上がり、進入がきつい。足を(コーナーで)出している時が耐えられない。筋力なのか、体の固さなのか…。固まっているからかな」

 当初気がかりだった右足は「乗ってしまえば大丈夫だった。でもスタートでギアのチェンジを入れてからの踏ん張りが利かない」とスタート後の態勢づくりが難しいようだ。

 左足については「股関節が動かないからと思う。病院の先生に伝えて(トレーニングの)メニューを作ってもらうつもり」とプランは頭の中にでき上がっている。「オペは多分、やらなくて大丈夫だと思う。それに練習を重ねればいい。納得いくまでやる」と悲観の色はなく前を向く。

「今回分かった足りないところのトレーニングを集中的にやるだけ。それでまた、走路改修後に乗りたい」

 まずは次回の練習参加までに股関節の可動域を広げるつもりだ。約1年5か月のブランクがありながら体形を維持するなど強い意識を持ち、不屈の精神でレース場に戻ってきた。ここから体を鍛え上げ、目標とする来年の復帰を目指す。