飯塚オートのGⅡ「ミッドナイトチャンピオンカップ」が30日から6月3日までの5日間にわたり開催される。

 GⅡ格付けのレースだけに0~20Hまでの短ハンデ戦でのⅤ争い。戦線をリードするS級陣は岩見貴史(38=飯塚)、有吉辰也(46=飯塚)、篠原睦(44=飯塚)、滝下隼平(38=飯塚)、田中茂(45=飯塚)、久門徹(46=飯塚)の地元勢に、外来からは新井恵匠(37=伊勢崎)、仲口武志(48=浜松)、丸山智史(35=山陽)の9人。

 飯塚ミッドでは、やはり走る機会が多い地元勢がホームの強みを発揮している。実績上位は滝下、篠原だが、近況の気配から注目されるのが山陽・丸山だ。今年序盤はなかなか波に乗り切れなかったが、5月13~15日の山陽ミッドで今年初Ⅴを飾ると、22~24日の山陽普通開催で3連勝の完全優勝。連続開催となった25~27日までのミッドでも優出3着。現在3節連続優出中で2Ⅴ。この間には7連勝も飾っている。

「3節前の地元ミッドのときにキャブを新品にしてから良くなりましたね。試しに交換したら結果が出た。自分の感覚的にはすごい変化は出ていないんですが、結果がいいので良くなったかなと思う」。本人はあまり実感していない様子だが、充実ぶりは成績が物語っている。今大会も消音マフラーとの折り合いさえ欠かなければ巧みなさばきを駆使して好勝負を演じる。


写真 丸山智史

エトキ 好調参戦の丸山智史