浜松オートのGI「開場66周年記念ゴールデンレース」は12日、予選の2日目を行った。雨の影響で2Rまで斑、3R以降は湿走路となった。

 その6Rで好走を披露したのは湿走路を得意とする吉原恭佑(33=伊勢崎)だ。

 好スタートを決め1コーナーで4番手につけ、すぐ内にコースを取り3コーナーで3番手、ホームで2番手、2周2コーナーで先頭に立つ速攻劇で制した。

「1着は久しぶりですよ」と4月18日の川口(初日)以来となる勝利に安堵の表情を見せた。「試走は止まらなくて乗りづらかった。でも(前節の)川口も試走が良くなく、エンジンが温まったレースの方が良かったので『もしかしていいかな』とは思った。その通り良かった。ただ上積みを求めピストンは替えます」と動きは良さそうだが、これに満足せず機力アップを狙う。

 あとはタイヤだ。「ずっと跳ねがひどく、SGでは軽減したと思ったけど、朝の練習でまた跳ねた。跳ねさえなければいいんです。探します」。足周りがしっかりすればV争いに顔を出しそうだ。