川口オートのGI「開設70周年記念グランプリレース」は19日、開幕した。初日、湿走路となった12Rで青山周平(37=伊勢崎)は3着止まり。一方、斑走路だった11Rでは鈴木圭一郎(27=浜松)が快勝。走路状況が〝明暗〟を分ける形になった。

 その他では、前回覇者の有吉辰也(45=飯塚)がいい動きを見せた。7R、1コーナー7番手からバックで6番手、2周回では4番手に上がると、その後はまくって攻め上げ4周1コーナーで先頭に立ち、後続を突き放す完勝劇だった。

「試走からエンジンはいいなと思ったし、今日(初日7R)のメンバーの中では一番良かったと思う。力強さがあったし進んでいた」とマシンの手応えは抜群だ。

 昨年、初日は他落と厳しい状況からの優勝。「奇跡的でした」と話していたが、今回は最高の形でスタートを切った。「今年は(初日)1着だったしいいですね。ここは最近いいですね」と川口走路との相性の良さも感じ取っている。「エンジンはこれをベースに」と慌てず騒がず20日の2日目へ。ムードは良く、連勝の期待がかかる。